2025年7月7日
日本商工会議所
日本商工会議所は、2024年度に実施した、日商簿記、リテールマーケティング(販売士)、日商PC(文書作成)(データ活用)の各検定試験の最上級において、最も優秀な成績を収めた方に対する表彰式を2025年6月20日に行った。本表彰は1976年度から始まったもので、今回で49回目となる。併せて2024年11月に開催した日商簿記の全国大会「日商簿記-1(ボキワン)グランプリ」で、最も優れた成績を収めた団体についても表彰を行った。
表彰式では、小林会頭から「皆さんは、それぞれの分野で最上級の1級試験を、最も優秀な成績で合格され、並々ならぬご努力と知的好奇心に対し、深く敬意を表します。また、全国大会で優勝された専門学校と高等学校、それぞれのメンバーの皆さんの栄誉を讃えます」「今年4月に大阪・関西万博が開幕したが、日本が初めて万博に参加したのはパリ万博で、その使節団として随行したのが『日本資本主義の父』と称され、新1万円札の肖像画となり、商工会議所の創始者でもある渋沢栄一翁です。渋沢翁は、生涯にわたり数多くの企業や団体等の創立に携わり、とりわけ実業界で活躍できる人材の育成に力を注ぎました」「商工会議所では、渋沢翁の実学重視の姿勢を、検定試験を活用した人材育成支援の形で受け継ぎ、企業や時代のニーズに対応した様々な検定試験を実施してきました」「商工会議所検定試験は累計受験者数が9千万人を超え、実務能力向上に直結した試験として、社会から極めて高い信頼と評価をいただいています。皆さんは、多くの受験者の頂点に立たれた方々であり、今後は、是非とも後に続く方々の模範となり、産業界の発展を担うリーダーとして、ますますご活躍されることを期待します」とのお祝いの言葉とともに、表彰状と記念品が贈られた。
また、受賞者代表のあいさつでは、リテールマーケティング(販売士)検定試験の最優秀者である押野喬彦さんが「社会から高い評価を受けている商工会議所検定試験の最上級において最優秀者として合格したことは、私たちにとって大きな喜びであり、今後の人生で大いなる自信となるものであります。これを誇りに、ますます研鑽を積み、それぞれの分野や地域で学業や実務に一層邁進してまいります」と今後の抱負を語った。
今回、表彰を受けた最優秀者等は以下のとおり。
日商簿記[第167回1級・2024年6月9日施行]
日商簿記[第168回1級・2024年11月17日施行]
リテールマーケティング(販売士)[1級・2024年10月28日施行]
日商PC(文書作成)[1級・2025年2月16日施行]
日商PC(データ活用)[1級・2024年10月6日施行]
日商簿記-1グランプリ 2024年度総合第1位
東京IT会計公務員専門学校大宮校「team springs」