リテールマーケティング(販売士) [1級・2024年10月28日]
都市型小型食品スーパー(まいばすけっと株式会社)に勤務する押野さんは、2店舗の店長として、売上や売場の管理から、競合店の調査、従業員の教育やシフトの調整、設備や備品の維持管理など、幅広い業務を担当されています。食品スーパーやコンビニ業界の動向についても常に意識しながら、日々、変化への対応が求められる仕事であるとおっしゃいます。
受験の経緯としては、職場の連続休暇制度により自分の時間を確保できるタイミングがあり、勤務先企業においても「販売士」の資格取得を推奨していたことから、リテールマーケティング(販売士)検定試験の受験を決意され、日々の業務に重なる内容も多い2級取得後、より深い内容の組織論、マーケティング、法律などを学ぶべく、1級の受験に挑戦されたとのことです。
受験にあたっては、期日を設定して短期集中で取り組むことが重要だと考え、1日1科目ずつ終えるペースで、1日あたり10時間、合計60~70時間程度勉強されたそうです。特に、1級で学ぶ法律関係については、内容の理解や長い法律名を正確に覚えることに苦慮したとのことですが、就寝前や起床直後の復習による記憶の定着を意識しながら学習を進め、その結果、最も優秀な成績で合格されました。
「1級の難易度は高かったが、小売業というものを一歩引いて考えることができるようになりました。会社の会議や上司へのプレゼンなどにおいて、各々の事象の背景について思いめぐらし、どういう意味を持つのか、また今後の趨勢を予測してどう自身の行動に落とし込むかを無意識のうちに考えるようになりました。1級の学習内容が広く深く物事を考える大きな土台になったと感じています」と振り返る押野さん。
今後の抱負としては、「公認会計士や中小企業診断士などにも興味があるため、他の資格取得にも挑戦したい」と語ってくださいました。
【受験地商工会議所:横浜(神奈川県)】