(左から)野村氏、中村氏、小林会頭、河野氏
河野 仁奈(コウノ ニナ)氏、中村 茉椰(ナカムラ マヤ)氏、野村 姫花(ノムラ ヒメカ)氏
岐阜県立岐阜商業高等学校からは9チームが参加し、高校生の部で第1位となったのはチーム「県岐商①」でした。同校では、学校全体で日商簿記検定に取り組み、生徒全員が1年生で3級、2年生で2級を受験。毎年200人以上の生徒が日商簿記2級に合格しています。さらに、会計科および簿記部に所属する生徒は日商簿記1級に挑戦し、毎年約20人の合格者を輩出しています。2025年度は、3年生3名が公認会計士短答式試験、論文試験に挑戦しています。
チームのメンバーである河野さん、中村さん、野村さんからはそれぞれ、以下のコメントをいただきました。
「日商簿記検定1級の勉強においては、勉強の量だけでなく質を意識し、集中と休憩のメリハリをつけるように心掛けた。伸び悩む時期もあったが、勉強に取り組む姿勢が身についた点に自分の成長を感じる。知名度の高い日商簿記検定1級に合格できたことも、自信につながった。この勉強で得られた知識と、勉強に向かう姿勢を忘れず、公認会計士という目標に向かって努力を続けたい」(河野さん)
「勉強の際に最も重視したのは、一度間違えた問題を二度と間違えないこと。先輩や仲間との交流を活かして、わからない部分を明確にし、隙間時間を活用して徹底的に復習した。今回の経験から、自分の弱さと向き合う勇気、成長のための具体的な方法を学び、この先のどんな試練にも役立つと確信した。この経験を糧に、常に成長し続けながら、多くの人々や企業を支え、社会の発展に貢献できる公認会計士を目指したい」(中村さん)
「勉強では、暇を見つけては常に簿記に触れることを大切にしていた。辛かったのは、周りよりも自分の点数が低いときに不甲斐なさを抱く時だった。しかし、周りを見るのではなく、「自分は昨日より成長したか」と自身にフォーカスを当てられるようになった時から、簿記が楽しくなり成長した。今は税理士試験・公認会計士試験合格を目指し勉強している。今回の合格は一生の宝ものであり、誇りでもあるため、今後の勉強を乗り越える原動力にしたい。合格に至るまで、嬉しさも苦しさも沢山あったので、今後の簿記1級受験者や後輩等の励みになるよう自分の体験談・学習方法を伝えていきたい」(野村さん)
【受験地商工会議所:岐阜(岐阜県)】