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日本商工会議所は、2022年度に実施した、日商簿記、リテールマーケティング(販売士)、日商PC(文書作成)(データ活用)の各検定試験の最上級において、最も優秀な成績を収めた方に対する表彰式を2023年6月30日に行った。本表彰式は1976年度から始まったもので、今回で47回目となる。併せて2022年11月に開催した日商簿記の全国大会「日商簿記-1(ボキワン)グランプリ」で、最も優れた成績を収めた団体についても表彰を行った。

表彰式では、小林会頭から「コロナ禍により先行き不透明感が拭えない中で、目標を見失わずに学習を継続され、見事な成果を挙げられた皆さんが、今後もさらに研鑽を積み、地域をけん引する産業人材の一人として活躍され、その結果として日本全体の活力が強化されることを期待しています」「商工会議所では産業人材の育成を目的に、長年にわたり企業や時代のニーズに対応した、さまざまな検定試験を実施しており、こうした検定試験の一層の活用により、複数のスキルを合わせ持ち、さらなるキャリアアップを目指すことを広く呼びかけております」「商工会議所創設者の渋沢栄一は、『日本資本主義の父』と言われた実業家です。生涯にわたって数多くの企業あるいは団体等の創立に携わり、とりわけ実業界で活躍できる人材の育成に力を入れていた渋沢のこうした取り組みが近代日本の発展の原動力につながったのだと思います」「日本商工会議所は、昨年創立100周年を迎えました。渋沢の意志をつないでいくべく、今後もまさに『未来を創る』産業人材の育成の取り組みを継続し、強化してまいりたいと考えております」「みなさんには、是非とも後に続く方々の模範となり、産業界の発展を担う人材として、さらなるご活躍を期待いたします」とのお祝いの言葉とともに、表彰状と記念品が贈られた。

また、受賞者代表あいさつでは、日商PC(文書作成)検定試験の最優秀者である藤峰真帆さんが「社会から高い評価を受けている商工会議所検定試験の最上級において最優秀者として合格したことは、私たちにとって大きな喜びであり、今後の人生で大いなる自信となるものであります。これを誇りに、ますます研鑽を積み、それぞれの分野や地域で学業や実務に一層邁進してまいります」と今後の抱負を語った。

今回、表彰を受けた最優秀者等は以下のとおり。

日商簿記[第161回1級・2022年6月12日施行]

桜井 大輝(サクライ ダイキ)さん

日商簿記[第162回1級・2022年11月20日施行]

池田 颯(イケダ ハヤテ)さん

リテールマーケティング(販売士)[1級・2022年度施行]

金澤 泰司(カナザワ ヤスシ)さん

日商PC検定試験(文書作成)[1級・2023年2月19日施行]

藤峰 真帆(フジミネ マホ)さん

日商PC検定試験(データ活用)[1級・2022年10月2日施行]

安田 直人(ヤスダ ナオト)さん

日商簿記-1グランプリ 2022年度最優秀団体

朝日大学会計研究部「朝日A」

日商簿記-1グランプリ https://links.kentei.ne.jp/boki-1/