日商簿記 [第162回1級・2022年11月20日施行]

朝日大学に在学中の池田さんは、大学の授業に加え会計研究部に所属して簿記を学習されており、公認会計士の資格取得を目指すうえで必要な基盤を築くことができる、また、日商簿記1級の取得は一生の財産になると考え、目標に向かって簿記を勉強されました。そして、22年11月施行の第162回簿記検定試験の1級を受験し、最も優秀な成績で合格されました。

池田さんは大学生になってから本格的に日商簿記1級の学習を始めました。大学の授業以外の時間は部活動として自主学習に取り組まれたそうです。毎週金曜日の答案練習会に向けて学習し、分からないことがあれば友人や公認会計士取得者のスタッフにも質問して学習を進めました。

勉強の工夫点については、自分のミスをまとめたノートを作成し、繰り返し確認するようにしました。また、会計研究部の活動では毎週、本番形式で問題演習に取り組み、1級の出題形式や受験の雰囲気に慣れていきました。

22年6月の161回試験では67点で惜しくも不合格だったそうですが、その悔しさもあり、ただ合格を目指すだけではなく高得点での合格を目指そうと決心して臨んだ第162回試験では見事合格されました。「日商簿記1級の学習を通じて会計の楽しさや奥深さに触れたことで、勉強に対する意識が向上し、最後までやり抜く力を身に付けることができた」、とご自身の成長を実感されていました。

管理会計分野が苦手だったものの、「苦手な論点から逃げると後から困ると自分に言い聞かせ、何度も繰り返し問題を解き直した」と語る池田さん。「解法を暗記するのではなく、根本的な理解を深めることで、初見の問題でも自信をもって解ける実力が付いていく」「絶対に落ちることはできないという強い気持ちと覚悟がとても重要だ」と勉強の日々を振り返っておられました。

将来に向けては、「公認会計士として会計に困る人や企業の役に立ち、経済の発展に貢献したい」と、抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:岐阜】