日商簿記 [第161回1級・2022年6月12日施行]

桜井さんは、都内IT企業で働く傍ら公認会計士の資格取得を目指されており、その過程で22年6月施行の第161回簿記検定試験の1級を受験し、最も優秀な成績で合格されました。

働きながらの受験であったため効率性を意識し、知識をインプットする際に常に全体との関係や、ほかの論点とのつながりを意識しながら学習に取り組まれました。

しかし、簿記2級までと比べて出題区分毎の論点が細かく、全体との関連やほかの論点とのつながりを意識して学習をしているつもりでも、問題演習に取り組み始めた当初は、思うように学習の成果が出なかったそうです。

そこで、「個別論点の確認がある程度終了した段階で、早めに過去問題の演習や答案練習会等に取り組み、問題を解いて理解が不十分な分野については、テキストに戻り、基礎を固めるようにしました」と語る桜井さん。

また、単に丸暗記するだけでは試験や実務では通用しないと考え、できる限り本質を理解するように努められたそうです。

現在、公認会計士試験に向けて学習に取り組まれている桜井さんは、「公認会計士資格の取得後は、目標としている監査法人に入所して、社会に貢献していきたいです」と、今後の抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:上田(長野県)】