2021年度から新たな日商簿記検定がスタートし、約2年が経過しました。受験を検討されている方から寄せられた質問をまとめましたので、受験に役立てていただければ幸いです(随時更新します)。
日商簿記検定試験に関するQ&A
Q1 簿記検定(2級と3級)の受験にはどのような方式がありますか?
A1
2級と3級には、統一試験方式、ネット試験方式、団体試験方式の3種類があります。
統一試験方式は、年3回(6月、11月、2月)の全国統一試験日に、各地商工会議所が定めた試験会場で、ペーパーで実施します。試験日は以下をご参照ください。
〇2023年度試験日程カレンダー
https://www.kentei.ne.jp/calendar_2023
ネット試験方式は、ネット試験会場が定める試験日時に、パソコンを使用してインターネットを介して試験を実施します(随時施行)。試験終了後、すぐに合否結果が判明し、合格された方はスコアレポートに表示されているQRコードからデジタル合格証を読み込み、ダウンロード・印刷することができます。
団体試験方式は、企業・教育機関等からの申請にもとづき、当該企業の社員、当該教育機関の学生を対象にペーパーで実施する試験です(試験会場は企業・教育機関等でご用意いただきます)。申請を受け、地元商工会議所が試験実施の可否、実施する場合は試験日時を調整のうえ決定します。
なお、1級は統一試験方式のみで年2回(6月、11月)にペーパーで実施、初級と原価計算初級はネット試験のみでネット試験会場が定める日時に随時施行となります。
Q2 受験の申込みはどのように行うのですか?
A2
統一試験方式(1級・2級・3級)は、各地商工会議所によって、申込受付日時、申込受付方法が異なります。ご確認のうえ、受験希望地の商工会議所へ直接お申し込みください。
〇全国の商工会議所一覧
https://links.kentei.ne.jp/examrefer
ネット試験方式(2級・3級)は、「インターネット申込」と「会場問い合わせ」があります。各ネット試験会場の申込方法をご確認のうえ、直接お申し込みください。
〇日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験について
https://www.kentei.ne.jp/33013
ネット試験方式(初級・原価計算初級)は、「会場問い合わせ」のみです。各ネット試験会場へ直接お申し込みください。
〇ネット試験施行機関
https://links.kentei.ne.jp/organization
団体試験方式(2級・3級)は、企業・教育機関と各地商工会議所が協議のうえ定めた申込方法となります。
Q3 試験問題は持ち帰れますか?
A3
統一試験(1級・2級・3級)、団体試験(2級・3級)はペーパーで実施しますが、答案用紙のほか試験問題用紙と計算用紙もすべて回収します。また、各用紙の一部を切り取る行為などは厳禁です。
ネット試験はパソコン画面に問題が表示されるため、試験問題用紙は持ち帰りできません。使用した計算用紙も回収します。
なお、1級については、後日、検定ホームページに試験問題を公開します。2級・3級(ペーパー・ネット試験)、初級・原価計算初級(ネット試験)は、試験問題の公開はいたしません。
Q4 年間の受験回数に制限はありますか。また、異なる試験方式でも併願できますか?
A4
1級・2級・3級・初級・原価計算初級のすべてについて、受験回数に制限はありません。何回でもご受験いただけます。併願は可能ですが、同一日に同級の重複受験(申込)はできません。
Q5 2級と3級について、統一試験とネット試験の合格率に差がありますが、同等の試験ですか?
A5
出題範囲・問題の難易度・合格基準いずれも同じです。統一試験とネット試験は同等の資格です。
Q6 2級と3級のネット試験と団体試験は、いつでも受験することができるのでしょうか?
A6
統一試験日の前後ならびに年度始めに、2級と3級のネット試験および団体試験の施行休止期間を設定しています。この期間は受験いただくことができません。休止期間については、以下をご参照ください。
〇日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験および団体試験の施行休止期間の設定について
https://www.kentei.ne.jp/36041
Q7 出題範囲は毎年度、同じなのでしょうか?
A7
簿記検定試験での出題にあたっては、基礎的な指針として、毎年度、「商工会議所簿記検定試験出題区分表」を発表しています(適用期間は4月1日~3月31日)。
詳細は以下ページをご参照ください。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/exam-list
Q8 下位級から順に受験しないといけないのでしょうか?
A8
どの級から受験していただいても構いません。例えば、3級に合格していなくても、2級あるいは1級を受験することができます。
試験問題は、試験対策にとどまらない真の簿記学習を奨励するべく、試験範囲すべての理解度を問うことを目的としており、初級から1級までステップ・バイ・ステップで上位級を目指せる内容となっています。このため、下位級から実力の到達レベルを確認しながら、順に受けていくことをお奨めします。
Q9 合格証書を紛失してしまいました。再発行できますか?
A9
合格証書の再発行はいたしませんが、代わりに合格証明書(紙媒体)を発行いたします。
発行は、各地商工会議所で行います。
発行手続きの方法、手数料等については、各地商工会議所へ直接お問い合わせください。
転勤や引越しなどで受験した地域から移ってしまっても、受験した商工会議所で合格の確認ができれば、全国どこの商工会議所で発行することも可能です。
〇全国の商工会議所一覧
https://links.kentei.ne.jp/examrefer
また、ネット試験(2級・3級)に関してよく寄せられる質問については別途まとめています。以下ご参照ください。
【日商簿記2級・3級(ネット試験)よくある質問】
〇主な質問(抜粋)
・統一試験受験後、ネット試験を受験してもよいですか?
・出題(回答)形式はどうなりますか?
・テスト中にメモを取ることは可能ですか?
・紙の合格証書とデジタル合格証の価値は変わりますか? 等
<インターネット申込方式に関するQ&A>
https://www.kentei.ne.jp/net-qa
<会場問い合わせ方式に関するQ&A>
https://www.kentei.ne.jp/kaijyo-qa
〇<ご参考:前掲>日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験について
https://www.kentei.ne.jp/33013