戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第6話「値段のつけ方」P1
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第6話「値段のつけ方」P2
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第6話「値段のつけ方」P3
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第6話「値段のつけ方」P4

マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

用語解説

RM戦隊 マーケレッド

本作の主人公。リテールマーケティング(販売士)検定合格後、本人の意思とは無関係に変身能力を獲得。リテールマーケティング(販売士)の授業が好きなのか先生が好きなのか、そこはヒロインらしい乙女心のようだ。
衝動買いが趣味なので、価格は見ないことも多い。

RM戦隊 ストアブルー

レッドの相棒。リテールマーケティング(販売士)検定のほか簿記検定にも合格しており、レッドよりも数字に強く、冷静沈着。
原価率を見破るのが趣味なので、価格はしっかり見ることが多い。

先生

レッドとブルーに、ビジネス資格と変身能力を授けた謎の司令官。
昼間は硬貨を節約するが、夜は紙幣を散財する。

業種店から業態店へ

「何を売るか」によって小売業を分類する「業種店」は年々淘汰されており、「誰のどんなニーズに応えるか」という顧客側の立場でビジネスを規定する「業態店」が注目を集めている。(第4話参照

マーチャンダイジング(MD)

商品を品揃えし、顧客に対して販売する一連の業務のこと。「商品化政策」「商品計画」と呼ばれる。(第2話参照

コストプラス法

仕入原価に販売に要する諸コストと一定の利益をプラスして販売価格とする方法である。

再販売価格維持行為

メーカーや卸売業が、それぞれ卸売業や小売業に対して、特定の商品を他に転売する(再販売する)際に、その価格(再販売価格)を指示し、市場での価格を維持すること。原則的には独占禁止法で禁止されているが、書籍などの品目は例外的に認められている。

需要志向の価格設定法

「消費者は、この商品をいくらくらいだったら買ってもよいと思っているか(値ごろ感)」を見通して価格を設定する方法である。

競争志向の価格設定法

競争店の価格を参考にして競争店より安く、あるいは価格競争に負けないように自店の価格を設定する方法である。

心理的価格政策

消費者の心理に働きかけて購入を促進させる政策であり、主に小売店で採用される場合が多い。端数価格などがある。

端数価格政策

398円や99円など、売価の末尾を8、9などの数字で統一し、顧客に心理的に安い印象を与え、販売量を増加させる価格政策である。

均一価格政策

原価の異なる商品に対して同一の低価格をつける方法である。顧客の購買意欲を刺激するので販売量が増加する。

粗利益率

粗利益とは、売上高から仕入原価(仕入原価)を差し引いた最も基礎的な小売業のもうけを表したもの。様々なロスや値引高を引いた後の実現利益のことである。売上高に対する粗利益高の割合を粗利益率といい、売上高総利益率と同じ意味である。(第5話参照

あとがき

新規創業や新商品導入の際に「いくらで売ったらいいか」と、アドバイスを求められることは、経営コンサルティングの現場でもよくあります。そのアドバイス料はいくらもらったらよいのか、いまだに答えは出ませんが。(教育の値づけは一番難しい…)