戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第2話「倒せ!死に筋商品」P1
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第2話「倒せ!死に筋商品」P2
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第2話「倒せ!死に筋商品」P3
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第2話「倒せ!死に筋商品」P4

マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

用語解説

RM戦隊 マーケレッド

本作の主人公。リテールマーケティング(販売士)検定合格後、本人の意思とは無関係に変身能力を獲得。リテールマーケティング(販売士)検定の授業が好きなのか先生が好きなのか、そこはヒロインらしい乙女心のようだ。
スーパーでは、ついつい衝動買いをしてしまうタイプ。

RM戦隊 ストアブルー

レッドの相棒。リテールマーケティング(販売士)検定のほか簿記検定にも合格しており、レッドよりも数字に強く、冷静沈着。
スーパーでは、夕方に惣菜の値引きシールが貼られるのを待つタイプ。

先生

レッドとブルーに、ビジネス資格と変身能力を授けた謎の司令官。
スーパーで何を買うか悩んだときは、買物カゴと反対の手を、無意識に頬に持っていってしまうクセがある。

スーパーマーケット(SM)

経済産業省の商業統計では「専門スーパー」に分類され、「店舗面積250㎡以上」「セルフサービス方式」「食品の取扱割合が70%超」という特徴がある。
生鮮食料品中心の食材や家庭内食の中間食を便利に品揃えした低マージン・低価格販売の店舗であり、地域密着性の高さが魅力。

POSシステム

自動読取式のレジスターによって、販売時点で一つひとつの商品の販売情報等をコンピュータに送り、データを活用できるようにしたシステムのこと。
POSシステムによるレジ業務の効率化(ハードメリット)だけでなく、販売データを集計、分析することにより、どの商品の売れ行きがよく(売れ筋商品)、どの商品の売れ行きが悪い(死に筋商品)なのか、といった単品レベルでの販売情報を瞬時に把握でき、マーチャンダイジング活動に生かすことができる(ソフトメリット)。

マーチャンダイジング(MD)

商品を品揃えし、顧客に対して販売する一連の業務のこと。「商品化政策」「商品計画」と呼ばれる。
小売業の経営に必要な最も基本的な管理業務であり、「PDSサイクル」に沿って行われる。すなわち、商品や仕入の計画(Plan)を立て、それに基づく補充発注や陳列販売を行い(Do)、その結果である在庫状況や販売状況を検証評価(See)することで、次のMDにつなげるという循環活動である。

ストアコントローラ

POSデータを利用して、各種の商品管理や分析を行うパソコンのこと。店舗内のバックルームに設置する例が多いが、大規模なチェーンストアでは本部や納入業者などとネットワーク接続し、全国レベルでの管理や分析に活用している例もある。

売れ筋商品

メーカーのCMなどで認知力が高まった品目(ブランド)や小売店が大量陳列などでその使用価値を訴求して売上個数を伸ばしている品目などをいう。

死に筋商品

ある品種の中で、商品寿命が終わりかけている品目や売上不振となった品目などをいう。

POSデータは宝の山

POSを活用した分析手法の一つに「マーケット・バスケット分析(併売分析)」がある。これは1回の買物で同時に買われる商品の傾向をみるものであり、予想外のデータを発見できることも。例えば、「おむつを買う顧客は同時にビールも買う」という分析は有名な事例である。

筆者より

売れ筋、死に筋は、天候や季節、近隣のイベントなどでも大きく変わります。評判のよいスーパーは、きっと分析しているはず。コンピュータではなく、長年の勘ピュータによるものかもしれませんが・・・。