簿記検定試験出題区分表(平成28年度適用)

平成28年2月1日

 日本商工会議所は、簿記検定試験での出題にあたって基礎的な指針として、「商工会議所簿記検定試験出題区分表」(以下「区分表」と略す)を制定し、会計諸基準の設定・改訂および関係法令の制定・改正等を踏まえた改定を適宜行ってきました。平成28年度以降の区分表については、企業会計に関連する諸制度の変更への的確な対応に加え、検定試験がより実際の企業活動や会計実務に即した実践的なものとなるよう見直しを行い、平成27年4月に改定予定等を発表しております。

 このたび、平成27年10月に発表した追加項目等を踏まえて区分表に一部修正を行い、平成28年度(平成28年6月12日施行の第143回試験から平成29年2月26日施行の第145回試験まで)に適用する区分表は、下記のとおり確定いたします。

 また、平成27年4月に公表した「商業簿記標準勘定科目表」と、従来の「許容勘定科目表」を統合するとともに、一部勘定科目の追加、削除(標準勘定科目と許容勘定科目のそれぞれについて、重要性の高い科目を追加し、低い科目を削除)等を行い、「商業簿記標準・許容勘定科目表」として新たに取りまとめました。2級および3級の平成28年度以降の試験における主要な勘定科目およびその許容勘定科目に関しては、本表をご参照ください(平成30年度までの区分表の改定予定をすべて反映しているため、28年度および29年度中は出題されない勘定科目も含まれています)。なお、4級の標準・許容勘定科目表は作成しておりませんので、4級の許容勘定科目については、標準・許容勘定科目表の3級の該当箇所をご参照ください。

簿記検定試験出題区分表等(平成28年度適用)
商業簿記・会計学PDFダウンロード
工業簿記・原価計算(今回改定なし)PDFダウンロード
商業簿記標準・許容勘定科目表PDFダウンロード

改定内容の変更箇所

商業簿記・会計学

出題項目 変更箇所 趣旨
第二 諸取引の処理
4.その他の債権と債務
イ.の「未収金」を「未収入金」に変更した 「未収入金」を標準勘定科目とし、「未収金」は許容勘定科目とすることにしたため。
第二
5.手形
ア.から「引受」を削除した 平成27年10月13日公表の「商工会議所簿記検定試験出題区分表の改定に関連する追加事項について」において、2級および3級では、為替手形の手形取引を出題しないことを明示したため。なお、荷為替手形については、外貨建取引に関連する項目として、区分表上は「第二 18.外貨建取引」の範囲としているので、1級で出題される可能性は残っている。

※改定の趣旨やポイントなどを分かりやすくまとめた特設ページを開設していますので、是非ご利用ください。

■特設サイト(検定ホームページ)
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/revision

※平成28年度から30年度にかけての改定全体に関しては、以下のページで案内を行っております。改定の趣旨および区分表改定後のサンプル問題等を掲載しておりますので、併せてご参照ください。

■平成28年度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等について(検定ホームページ)
http://www.kentei.ne.jp/7293

過去の改定

> 平成25年4月1日施行
> 平成24年4月1日施行
> 平成23年4月1日施行
> 平成22年4月1日施行
> 平成21年4月1日施行
> 平成19年4月1日施行