「年金原資の引き出しに関する規制緩和
~ イギリスの失敗(?)事例と日本への示唆 ~」
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◆内 容

イギリスでは税制改正により、2015年4月6日から終身年金受給の原則が緩和
され(Pensions Freedom:年金自由化)、DCの受給方法を「手数料等が割高な
個人向け終身年金商品」に限定するのではなく、個人の選択の自由を尊重すると
いう趣旨に基づくものとして行われました。

元々イギリスでは「個人の選択によるDBからDCへの受給権移換」が可能で
したが、終身年金受給原則のため、受給権移換のインセンティブが働きません
でした。

しかし、年金自由化により、DCからDBへ受給権を移管した後に一時金を
選択することが可能となったため、「DBからDCへの移換による終身年金の
放棄(=長寿リスクの顕在化)」が懸念される状態となり、年金監督庁・金融
監督庁・雇用労働省が協働して受給権者が適正な受給方法を選択できるように
規制強化を検討しています。

このようなイギリスの年金自由化に関連する規制強化等に関する議論の状況は、
「DBであっても一時金選択が多く、私的引退後給付の主力は退職金一時金で
ある」という日本の引退後給付の将来像を考えるうえでの参考になると思います。

◆日 時:12月14日(金)18:30~20:30(受付18:10~)

◆会 場:ワイム貸会議室高田馬場 Room B
http://waim-group.co.jp/space/takadanobaba/access.html
◆会 費:3,500円(会場にて申し受けます)

◆講 師:佐野 邦明 氏
     (株)CAC専門顧問(元 三菱UFJ信託銀行)
     年金数理人
     日本アクチアリー会正会員
     日本年金学会会員

◆定 員:45名(先着順)

◆申込み:Eメールにて、タイトルに「12月14日勉強会参加希望」と記載いた
     だき、お名前、所属につきまして以下アドレスにお送りください。
      admin@globalmind.co.jp

◆幹 事:みなとグローバル勉強会
     事務局 大高 直美