◆◇◆━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━◆◇◆

  》》企業年金総合プランナー(DCプランナー)メールマガジン《《

                         第274号(2014.4.15)
                      商工会議所年金教育センター
                       http://www.cci-nenkin.jp

◆━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━◆

          〉〉〉CONTENTS〈〈〈
───────────────────────────────────
【連載記事】
1〉企業実務研究会大阪支部 平成25年度の活動を振り返って
  ~受験対策講座を中心に~  
  ——————————————————————
2〉401kニュースヘッドライン(2014.3.26~2014.3.31)~時事通信社提供
───────────────────────────────────
【勉強会の開催情報】
  ─────────────────────────────────
3〉東京で開催する勉強会の参加者を募集しています。
  「企業年金改革の方向性」
───────────────────────────────────
【日本商工会議所からのお知らせ】
  
4〉DCプランナー資格登録者の住所変更等手続きについて
  ——————————————————————
5〉DCプランナーの資格を有している旨を対外的に公表する場合の注意事項
  について
  ——————————————————————
6〉サポートホームページ http://www.cci-nenkin.jp/dcp/ のご案内
───────────────────────────────────
 このメールマガジンは、企業年金総合プランナー(DCプランナー)認定試
験に合格し、1級または2級の資格を登録された方々に対する情報提供サービ
スの一環として、原則、毎月2回(1日および15日)送信しています。
◆◇───────────────────────────────◇◆

■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

1〉企業実務研究会大阪支部 平成25年度の活動を振り返って
  ~受験対策講座を中心に~
───────────────────────────────────

 平成25年度における企業実務研究会大阪支部(以下「当会」)の活動を報告
いたします。なお、DCプランナー勉強会の発足経緯については、メルマガ
第188号、第224号、当会のこれまでの活動については第180号、第182号、
第226号、第244号で詳述しています。

 今年度は、厚生年金基金の諸問題、退職給付会計の改正などをテーマに定
例勉強会を3回実施いたしました。当会では、こうした定例勉強会のほかに
1級DCプランナー試験を受験される方に向けた「受験対策講座」を毎年開
講しております。本報告では、これまであまり紹介してこなかった、受験対
策講座についてレポートをいたします。

 去る3月、第18回DCプランナー1級試験(2014年1月26日実施)の合格
発表が行われました。実受験者数765人、合格者数248人(合格率32.4%)と
のことです(日本商工会議所ホームページ)。

 2012年度の第17回試験が合格率20%を割り込んだことから、再度チャレン
ジした方が多かったのではないでしょうか。また、2014年度からはIFRSが試
験問題にも本格的に導入されることが十分に予想されるため、今のうちに合
格しておきたい、という受験者心理は強いものがあったかもしれません。こ
うした環境の中、当会主催の受験対策講座は3日に分けて開催、11月に初学
者向けの基礎講座を、12月と1月に直前対策講座を開講しました。

 基礎講座では2013年1月実施の第17回試験を取り上げ、その中からA分野
の公的年金を除く全分野の問題を網羅的に解説しました。実務にも精通した
講師の授業ということで、実務ではどうなっているかといった点も適宜織り
交ぜた説明は、受験者のみならず、1級DCプランナーの方々にも有用な内
容だったかもしれません。退職給付会計、C・D分野の計算問題については、
解答を導くためのボックス図や数式などをわかりやすく板書しながらの講義
で、受講者の理解が深まったものと思われます。

 12月、1月の2回にわたって直前対策講座と銘打って、総仕上げを行いま
した。12月はC・D分野を取り上げ、きんざい「2013年度版DCプランナー
1級試験対策問題集」を用いて、オーソドックスな問題を重点的に、その上
で11月の講義のよい復習になるよう心がけました。時間加重収益率・金額加
重収益率や正規分布、相関係数などは、「なんとなく苦手」、「なんとなく
面倒」という声をよく聞きますので、丁寧に解説を施したつもりです。反省
点としては、債券のデュレーションについて、もう少し丁寧に解説すべきで
した。これは来年度の課題とします。1月は、積み残していた公的年金を中
心に、A・B分野の解説を1級DCプランナーで、公的年金のエキスパート
である講師が行いました。パワーポイントで作成したレジュメを活用しての
ビジュアルな講義で、受講者はもちろん、もう忘れかけてしまっている私自
身にとっても、本当にいい学び直しの機会になりました。

 配布資料に関しては、講師オリジナルのレジュメに加えて、教科書的なも
のとして当会からも「退職給付会計」と「ポートフォリオ理論」のテキスト
を配布しました。手前味噌ですが、例年、わかりやすいと好評をいただいて
おります。退職給付会計については、IFRS絡みの内容も充実させました。今
回の試験には、幸か不幸か、それほど本領発揮ということではなかったかも
しれませんが、来年度試験にはIFRS関連が色濃く影響してくるのは必至であ
り、受験対策のみならず、合格後も使える資料として講座テキストを活用し
てくだされば幸いです。

 2013年度受験対策講座の反省を踏まえて、2014年度講座においては、ポー
トフォリオ理論や債券について、公式を覚えていただくだけでなく、もう少
し理論にじっくり腰を据えた講義を拡充していきたいと考えています。大好
評を博した公的年金は、同講師に引き続きお願いしたいと思っております。
捲土重来を期される皆さんの期待を裏切らない講座を目指してまいります。

*執筆者紹介
 上田雅敏
 企業年金実務研究会大阪支部 支部長
 1級企業年金総合プランナー(DCプランナー)

■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

2〉401kニュースヘッドライン(2014.3.26~2014.3.31)~時事通信社提供
───────────────────────────────────

2014-03-31
 ◎〔消費税8%〕14年度、年金国庫負担に2.9兆円
   =消費増税使途―政府
 ◎公的年金、一体的に運用=政府が指針―各機関、資産構成見直しへ
 ◎京都銀行、70歳までの雇用制度を創設=就労意欲高い退職者対象
 ◎秋田銀行、個人型DCの取り扱いファンドを拡充
   =国際投信、レオスキャピタル
 ◎明電舎、DCを導入=過去部分を含めDBを移行
 ◎北海道トラック厚生年金基金が特例解散の方針決議=クワザワ
 ◎日本ヘルスケアが運用開始=今秋のREIT上場目指す
 ◎教育資金信託、誕生から1年=1兆円商品へ、予想上回る人気
 ◎消費税、4月1日から8%に
   =17年ぶり引き上げ、社会保障費の財源確保
 ◎財政審、社会保障改革を議論=医療費削減、年金開始年齢引き上げ
 ◎国民年金の死亡一時金で調査検討=大震災の行方不明者―厚労省

2014-03-28
 ◎死亡一時金、請求期間変更=失踪宣告の国民年金加入者―厚労省

2014-03-27
 ◎高齢者雇用政策、「将来に備えて熟慮を始める時」
   -JILPTがリポートで問題提起
 ◎SMBC日興、NISA普及室を設置

2014-03-26
 ◎日本FP協会、投資信託の情報サイトを開設
   =「中立的な立場で、投信選びを指南」 
 ◎GPIF、中期計画変更=専門家確保を後押し
 ◎個人金融資産って何?
   =1600兆円、国の借金賄う―ニュースを探るQ&A
 ◎大手ファンド販売業者、継続的検査
   =野村・大和は通年実施―監視委方針 

◆「401kニュースヘッドライン」は、時事通信社のホームページ「401kWeb」
 会員ページ内に掲載されている「401k News」より、3月26日(水)~3月31日
 (月)までの掲載記事(一部)の見出しを原文のまま転載したものです。
 

=お知らせ=
 時事通信社の401kWebは2014年3月末をもって配信が終了となります。あわせ
 て、本メルマガにおける「401kニュースヘッドライン」の掲載も本号をもち
 まして終了となりますことをご了承ください。

■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

3〉東京で開催する勉強会の参加者を募集しています。
  「企業年金改革の方向性」
───────────────────────────────────

 平成26年4月から社会保障審議会企業年金部会において、企業年金について
本格的な討議が開始されます。現行DB、DC法制定後10年以上が経過しまし
たが、現行の「企業年金制度」は、制度提供者・加入者・受給者の規模の大小
を問わず、昨今のダイナミックに変化する経済、資本市場、雇用・労働環境等
に対応し、その目的を継続的に果たしていくように制度設計するうえで、まだ
まだ改善の余地があると思われます。柔軟な制度設計の制約となる大きなハー
ドルとして、制度選択肢の乏しさ、多様性の欠如をあげることができます。

 新制度を検討するのは、選択肢の多様化を図ることによって、いかに企業年
金の継続性の維持を図れるかです。制度提供者・加入者・受給者の規模におい
て異なる各々の企業が、社風・文化など、様々な固有事情を勘案して選択する
ことができる多様な選択肢、あるいは選択肢の組み合わせが必要だと認識して
います。

 我が国の多くのDB基金が所属する企業年金連絡協議会では、企業年金の持
続性とは何かをテーマとして、一昨年「新ハイブリッド制度検討プロジェクト
チーム」を立ち上げ、「企業年金制度における選択肢の拡大」~五つの提言~
を平成25年1月に厚生労働省に提出しました。

 本年度は、特に厚生年金基金解散後の中小企業を意識して、さらに制度の深
掘りをするため、タスクフォースを立ち上げ、制度の実現に向けてその具体化
の方向性を模索しています。今回の勉強会では、現在検討中の制度を参考にし
て「企業年金の持続性」について参加者の皆様とともに勉強したいと思います。

◆日 時:2014年5月20日(火) 18:30~20:30(受付開始18:00)

◆会 場:港区内を予定

◆会 費:3,500円(当日会場にて申し受けます)

◆定 員:30名(先着順)

◆講 師:田川 勝久氏
     企業年金連絡協議会 常任理事
     JCB企業年金基金 副理事
 1級DCプランナー、特定社会保険労務士
 中小企業診断士、CFP、1級FP技能士

◆幹事:企業実務研究会 企業年金部会 事務局

◆申込先:参加を希望される場合は、下記のURLからお願いします。
     http://www.benkyou-j.com/study/detail.php?sid=153

■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

【日本商工会議所からのお知らせ】

■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

4〉DCプランナー資格登録者の住所変更等手続きについて
───────────────────────────────────

 DCプランナー資格登録者で、住所や勤務先、メールアドレス等を変更した
場合は、お手数ではございますが以下の連絡先まで、メールかFAXにて、
氏名および資格級、登録番号と併せてご連絡いただきますようお願いいたしま
す(書式自由)。なお、FAXにてご連絡いただく場合は、併せて受信確認の
電話をお願いいたします。
 変更のご連絡がない場合、メールマガジンや会報、資格更新のご案内などに
関する連絡文書等が届かなくなりますので、必ず手続きをお願いいたします。

≪手続き・ご連絡先:検定支援センター≫

E-Mail:kentei@msa.biglobe.ne.jp
FAX:03-3402-7966
TEL:03-3402-2109

■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

5〉DCプランナーの資格を有している旨を対外的に公表する場合の注意事項
  について
───────────────────────────────────

 DCプランナーの皆様におかれましては、ホームページ等で、ご自身の経歴
を公表している方もいらっしゃると存じますが、ご経歴にDCプランナー有資
格者である旨を掲載する中で、級(1級ないし2級)を明記していないケースが
見受けられます。
 DCプランナーの資格を活かした仕事を行われる際に、相手に無用の誤解や
それを原因とするトラブルを避けるため、対外的に公表する場合は、必ず登録
されている級を明記していただきますよう、よろしくお願い申しあげます。

■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

6〉サポートホームページ http://www.cci-nenkin.jp/dcp/ のご案内
───────────────────────────────────

 このページから、メールマガジンのバックナンバーを閲覧できるほか、各種
のご案内、商工会議所年金教育センターの事業活動など、様々な情報をご覧い
ただけますので、アクセスしてみてください。
 サポートホームページをクリックすると、「ユーザー名」と「パスワード」
の入力画面が開きますので、以下のように、全て半角英数で入力し、ログイン
してください。
 「ユーザー名:dcp」
 「パスワード:j401k」
 なお、このページには、商工会議所年金教育センターのホームページ
 (http://www.cci-nenkin.jp) からもアクセスできます。

◆◆━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━◆◆

 次号(第275号)は、5月1日(木)に送信予定です。
───────────────────────────────────
【企業年金総合プランナー(DCプランナー)メールマガジン】
  
  編集・発行:日本商工会議所 商工会議所年金教育センター  

───────────────────────────────────
 このメールマガジンの内容に関するご意見・ご感想は、編集部までお寄せく
ださい。
  E-Mail:nenkin@jcci.or.jp
───────────────────────────────────
《禁・無断転載》
 このメールマガジンの著作権は、上記の発行者に帰属します。
───────────────────────────────────