令和元年10月27日日曜日、表題勉強会を開催しました。
今回のテーマは、2019年公的年金の財政検証でした。
社会保障審議会年金部会に報告されたものに基づいた講義で、詳細は割愛しますが、
そもそもの目的やデータをどう読み解くのかがポイントになると感じました。
たとえば、独身世帯・共働き世帯や非正規雇用が増加している中、
この財政検証で採用されている前提・モデル・検証結果として得られた平均値等々は果たして
実態を表しているだろうかという疑問・ツッコミや、
オプションで示された受給開始年齢の選択に絡んで繰上げ・繰下げどちらがお得?
といった話題が出てくるのは自然で、質疑応答でもそうした意見が交わされました。
「ホンネで語り合う」会ですので、資料の枠を飛び越えた話題になる展開もあります。
企業の労務担当者から自社企業年金のアドバイスを求める場面もありました。
講師の意見でとても興味深かったのは「DCにも財政検証を」という言葉でした。
財政検証から掛金の積み増しやポートフォリオの見直しにつながるのはなるほどと思いました。
自分のDCも1年前に現状を照会したきりで、深く自省する次第でありました。