充実した学習環境でキャリアを磨く

簿記教育においては、2016年に高崎商科大学と協定し、青森明の星短大で日商簿記1級を取得すれば、高崎商科大学の3年次編入ができ、会計士が目指せる仕組みを構築しています。
また、2017年からは、簿記を学ぶことのできるキャリアビジネスコースとともに経理研究所を設置し、ウェブ講座と公認会計士による指導で1級まで取得できる教育環境を整備しています。
2018年には米国ハワイ州のコミュニティ・カレッジと提携し、日米双方の大学で単位取得、卒業を可能としており、日商簿記1級取得しハワイ州立大学等に編入できれば、米国CPA(公認会計士)取得の道も開かれてきます。

さらに、キャリアビジネスコースの取り組みとして、最近では、大型客船の青森港入港に合わせて、翻訳アプリを使って外国人観光客を案内する実証実験を行うなど、地元の重要政策の一つ「インバウンド対策」についても学び、地域貢献につなげています。

学習成果を地域に還元したい

同学の経理研究所所長である山口教授にお話しをお聞きしたところ、「AIの発達により簿記は学ばなくてもよいと言われることがありますが、これは大きな間違いです。小学校で英語やプログラミングが始まるのに、簿記教育が不要だというのは、日本経済にとって大きなマイナスで、国力を失いかねないとまで思います」とのことで、「自身のためのみならず社会貢献、地域貢献の志をもって学んでもらいたいです」と語ってくれました。

簿記を学ぶ学生さんからは、「簿記の学習を手厚くサポートしてくれるのでやる気が出る」、「学べる環境に感謝して恩返しができるように頑張りたい」、「現在、就職活動をしながら1級の勉強をしており、会計で社会貢献できる人材を目指している」との声が寄せられました。