地域密着型店舗「OKASHOP」を展開

岡崎商業高校では、平成14年から地域密着型店舗経営の実践教育の一環として、「商店街の活性化」を理念とし、地元商工会議所等と連携した常設店舗「OKASHOP」を市内のショッピングセンターに出店しています。

「OKASHOP」は岡商の生徒が自ら店頭に立っての販売や、校内での販売を行うだけでなく、総合ビジネス科の生徒を中心にオリジナル商品の開発にも取り組んでおり、平成27年度には、岡崎市制百周年記念の一環として、岡崎の特産品の鶏肉と八丁味噌を使った肉味噌「ぎゅーっと肉味噌」をプロデュースするなど岡崎を元気にする活動を行っています。

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簿記で道を切り開く

岡商は商業高校で3年間簿記会計分野を学び、さらに連携した4年制大学で簿記会計分野の専門性を高め、職業会計人(税理士・公認会計士)を育成するプロジェクトにも参加しています。

簿記部を指導されている小島先生にお聞きしたところ、「最近では、大学との連携プロジェクトの成果も出始め、難関といわれる日商簿記検定1級の合格者を定期的に出せるようになりました。また、在学中に税理士試験(簿記論)に合格する生徒が出るなど、在校生の刺激になる結果も届いています。全国大会での活躍を目指す生徒や、将来税理士を目指す生徒も増えてきました。」と語ってくれました。

簿記部の皆さんは授業前の朝練や、放課後の部活動、土曜日は朝から夕方まで簿記の学習に励んでいます。部員の皆さんにお話しをお聞きしたところ、「簿記部に入部してみんなが苦手な簿記を強みにしたかった」「父親が2級を持っていたので、父を超えたくて入部した」「簿記を通じて『この問題を必ずといてみせる』という強い気持ちを持てるようになった」、「簿記には理屈があり、その中にストーリーがある。それを考えるのが楽しい」などとこたえてくれました。

また、将来の夢については「先輩たちが残した結果を上回りたい」「在学中に日商簿記1級を取得したい」「公認会計士を目指したい」「簿記の知識を生かして就職し、地域に貢献したい」などそれぞれ語ってくれました。
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