簿記が社会に関心をもつきっかけに
総合ビジネス科の生徒は、1年生で全員が簿記を学び、2年生になると会計ビジネスコースと創造ビジネスコースに分かれます。会計ビジネスコースでは、日商簿記2級などの資格に挑戦しながら、さらに深く簿記を学びます。同科の川上先生は簿記を学ぶ効用について、「ビジネスに必要な知識を得ると同時に、社会に関心を持つようになる」とおっしゃっています。
学んだことが社会で役立つことを実感
同校で簿記を学び、在学中に日商簿記検定2級に合格し、それを活かして地元の有力企業、団体に就職が決まった2人の3年生からは、「簿記で学んだことが、社会で役立つことを実感できて良かった」という話を聞くことができました。
簿記の勉強について、「最初は嫌だったけれど、問題をクリアして上のレベルに行くのがゲームのようで楽しい」とのこと。ある時、アルバイト先で掲示板の貸借対照表を見ていたら、「財務諸表が読めるなんてすごいね」と社員の人から声を掛けられた時は、とても嬉しかった、と笑顔で話してくれました。また、「簿記は、入学時に全員が同じスタートラインから出発できるのがいい」と語る別の生徒さんは、「就職のため資格をたくさん取ろう」と同校に入学。会社見学の時にキャッシュフロー計算書を読むことができて「勉強したことが役に立つと感じた」「資格を取れて努力が報われた」と実感を込めて話してくれました。今後の同校卒業生の活躍が楽しみです。