松商だんだんフェスタ開催

松商では、2012年度より、学びの成果を発表する場matsusyo-1として「松商だんだんフェスタ」を開催しています。これは、模擬株式会社である「未来創造会社」を設立し、学校を会場に店舗実習やフードコート、イベント開催、キッズビジネススクールを生徒自らの手で企画・運営するもので、約1万人の来場者を数える大きな地域のイベントになっています。模擬とはいえ、株式会社ですので、簿記知識は欠かせません。

簿記と英語でグローバル人材を育成

国際ビジネス科においては、グローバルなビジネス社会で活躍する人材を育てるべく簿記と英語の学習に注力しており、英文での財務諸表を読み解くまで学習を進めています。また、同科の選抜メンバーは学校を代表して全国簿記大会にも出場しています。指導にあたられている青木先生、竹内先生にお聞きしたところ、「簿記を通じて経済社会を理解してほしい」、「数字の見方が分かれば、企業や経済のことがもっと身近に考えられるようになります」、「英文による会計の学習を行っている学校は全国でも少ないのでは。この山陰の地方都市松江で学んでいることが、学校にとっても地域にとっても意義あることではないでしょうか」とのお話しをいただきました。

同世代に伝えたい簿記の魅力

生徒の皆さんからは、「私たちが生活する社会で、簿記が重要な部分を掌っていることがよく分かった」、「簿記は正しくお金の管理をしてくれる、家庭でいうと母親のような役割を会社で果たしてくれるものだと思う」、「簿記は自分の生活とも身近に関わっており、学習のなかでたくさんの発見や感動があって面白い」と簿記の魅力を語ってくれました。また、「まずは2年生で日商簿記2級に合格し、大学に進学したら1級にも挑戦したい」、「簿記で学んだことを通じて、人に役立つ仕事をしたい。」と今後の抱負を語ってくれました。