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ゲームで新入部員が急増

泗商簿記部は、いま、「部の新しい歴史をつくろう」と燃えています。きっかけは、yokkaichi-2例年、一学年3~4人にとどまっていた新入部員が、2013年度に8人も入部し、簿記の県大会優勝を目標にしたことでした。その結果、8人が3年生になった2015年度には、5年ぶりに県大会に優勝するとともに、資格の面でも日商簿記1級に挑戦するまでになりました。この年は新入生の勧誘にも力を入れました。初の試みとして、クラブ紹介でビジネスの取引を題材としたゲームを実施しました。その結果、簿記への関心を持たせることに成功し、26人もの新入生が入部しました。新入部員の皆さんは顧問の逸見先生から「在学中に日商簿記1級を取るなら、1年生のうちに2級を取らないと間に合わない」と激励されて、「我こそは1級に合格する」という気概をもったとのことで、1年生のうちに11人が日商簿記2級に合格しました。

地域で必要とされるスペシャリストを育てる

簿記部の活動を後押しするように、泗商では、2012年度~2015年度、三重県の若き匠育成支援事業を実施しました。これは、地域社会で必要とされる、簿記や情報の技能を身に付けたスペシャリストの育成を目的にした取り組みです。簿記関連では、会計教育に力を入れている大学と協定を結び、施設見学や模擬授業などが行われました。その結果、商業を学ぶ意欲や日商簿記への挑戦意欲が高まり、会計を学ぶ生徒の多くが日商簿記検定2級を受験しました。「簿記は、自分で考えた結果を数字によって検証することができる。そのため、物事の考え方を学べる」と語る逸見先生の指導のもと、泗商簿記部は、これからも新たな歴史を築いていきます。
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