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朝は「ビル・ゲイツ講座」

都城商業の朝は「ビル・ゲイツ講座」から始まります。有名な実業家の高い志にちなんで名付けられたこの講座では、毎朝、始業前の7時30分から全校生徒のうち希望者が簿記を勉強するもので、簿記部員は、このほかに放課後も毎日、土曜日も終日、簿記を学んでいます。

自分達のやってきたことは間違っていなかった

簿記部3年生(2015年度)は、1年生の6月に日商3級、1年生の11月には同2級に合格し、簿記の県大会や九州ブロック大会で団体優勝しました。運動部よりも長時間練習し、結果を出したことで、「自分達のやってきたことは間違っていなかった」と自信をつけました。

チーム全員で「挑」志高く

入学直後、簿記という未知の世界に飛び込み、簿記部顧問の中村恵子先生から「あなたたちが頑張れば後輩が続く。だから目標は高く」と激励された部員達。中村先生は「普段は本当に楽しそうに過ごしているが、簿記を学ぶ時は集中し、お互いに高め合う意識を持ち、チーム力が高い」とおっしゃっています。部員達に聞くと、「簿記部をやめようと思った時、先生や仲間が止めてくれた」ほど固い結束で結ばれていて、簿記を学んで「自宅で勉強する時も集中できるようになった」「忍耐力がついて、他の科目も成績が上がった」と笑顔で語ってくれました。「卒業後は教師になって、自分たちを超える生徒を育てたい」という部員がいるなど、都城商業で花咲いた簿記教育は未来に花咲く種を育んでいます。miyako-3