miya_1

朝から晩まで簿記

経営科学科の朝は、7時30分、「ゼロ時間目」の簿記で始まり、同じ時間帯に他学科の希望者向けに日商2級講座も実施しています。経営科学科の生徒には、その他に、毎日2コマずつ簿記の授業があります。また、2年生からは習熟度別の授業が行われています。

仲間がいればあきらめない

「簿記を学ぶと、他の科目も含めて生徒がmiya_2成長し、学力が向上する」とおっしゃるのは、商業科主任の甲斐久美子先生。理由として「長時間の学習で忍耐力がつくこと」や「経済、社会に関心を持つこと」「日商簿記の問題文を読み解くために、考える力が養われること」を挙げていただきました。「簿記を学ぶ目的は資格を取るためではなく、社会のしくみを知り、自分の将来に役立てるため」と語る甲斐先生は、日商簿記1級について、難関だが「仲間が合格すれば他の生徒も頑張り、あきらめない」ので、「生徒を導き合格者を出すことが教師の役割」とおっしゃっています。

大学で簿記部を創設

日商1級を目指している経営学科2年生の生徒達は、「仕訳や精算表の作成など、手間のかかる作業を終えた時の達成感が魅力」「帳簿など日常生活に役立つことを多く学べてよかった」など、簿記の良さに気付いたという声が多く聞かれました。簿記を通じて「学びたい」という意欲が高まり、大学で簿記や会計を学ぶ生徒も多く、中には大学に入学後、自ら簿記部を創った生徒もいるなど、今後も宮崎商業卒業生の活躍が期待されます。

miya_3