簿記の「虎の穴」Haul-Aプロジェクト

下商の簿記部には、Haul-Aプロジェクトにより、日商簿記1級の合格をめざす1年生7名と2年生5名の部員がいます。Haul-Aプロジェクトとは、高崎商科大学による高大連携事業で、インターネットを通じた講座受講や大学の講師への質問、大学での簿記合宿への参加が可能になります。同プロジェクトを通じ、昨年は5名、本年は7名が1年生で日商簿記2級に合格し、卒業までに1級取得を目指します。プロジェクトに参加している生徒さんにお話しをうかがうと「2級の工業簿記は得意で解いていて楽しいけれども、1級はとても難しくもっと勉強しなければ」とのことでした。

日商簿記1級をめざす皆さんは、部活動で2時間、帰宅後も更に1時間程度は簿記に取り組んでいるそうで、簿記学習の動機として「母が銀行員で簿記は重要と言われた」「将来は税理士か会計士になりたい」「簿記を教える先生になりたい」と言った声が聞かれました。

顧問の福田先生は指導にあたり、生徒の皆さんに「努力」を怠らず、常に「感謝」の気持を忘れず、「素直」で「謙虚」な心で、「志」を高くもつことを、勉学に臨む基本姿勢として身に付けてもらいたいとのことです。DSC05936

スーパーアカウンティングハイスクール(SAH)認定

こうした簿記学習への取り組みを拡大するため、平成27年1月からは、スーパーアカウンティングハイスクール(SAH)の認定を受けています。SAHは、Haul-Aプロジェクト協定校のうち、特に先進的な取り組みを実施している高校が認定されます。学校として同認定を受けているのは、全国で下商を含め3校のみだそうです。SAH認定校には、公認会計士の派遣等さらに充実した教育環境が提供され、これにより日商簿記1級の合格を目指します。DSCF3706

渋沢栄一翁(東京商工会議所初代会頭)揮毫