日本商工会議所では、簿記検定試験が現代のビジネススタイルの変化により適合し、実際の企業活動や会計実務を織り込んだ実践的な出題内容に進化することで、簿記の学習者のニーズに応えられるよう、出題内容および級ごとの出題範囲を改定することにしております。今夏、2019年度以降に適用する「商工会議所簿記検定試験出題区分表」(出題の基礎的な指針)について、全国6カ所で簿記指導者向けのセミナーを開催し、改定の趣旨および内容、今後の試験への反映等について説明を行いました。

今般、同セミナーにおいて配布した資料のうち、サンプル問題について、セミナーで寄せられた質問および意見等を踏まえた修正を行いましたので、下記のとおり掲載いたします。簿記指導者の皆様におかれましては、今後のご指導にご活用くださいますようお願い申しあげます。

なお、すでに公表している出題区分に変更はございませんことを申し添えます。

3級・出題区分改定に対応したサンプル問題

※サンプル問題については、以下の点にご留意ください。

  • 簿記指導者セミナーでのご意見を踏まえた修正版です。
  • 実際の検定試験の出題レベルを示すことを目的として、新たに3級の範囲になる論点と現行の論点とを織り交ぜて、100点満点を想定して作成しました。
  • 実際の検定試験と本サンプル問題の出題形式は必ずしも、同じとは限りません。各項目の理解を深める学習・指導を行うよう努めてください。
  • 解答のみ掲載していますが、解説と小問ごとの配点は公表しておりません。あらかじめご承知おきください。
  • 無断転載を禁じます。

 

<ご参考:「簿記指導者セミナー」(区分表改定説明会) 配布資料>

資料1 改定等の説明「商工会議所簿記検定試験出題区分表などの改定について」

資料2 商工会議所簿記検定試験出題区分表(変更箇所)平成31(2019)年度から適用

資料3 商業簿記標準・許容勘定科目表

簿記指導者を対象としたセミナー(区分表改定説明等)を開催(全国6カ所)

 

また、第152回試験(2019年6月施行予定)の受験に向けた学習を進められるよう、2019年2月を目途に本サンプル問題に加え、新たにセット問題2回分を追加した問題集を刊行する予定です。

あわせて、日商検定推進アドバイザーから、簿記初級から簿記3級合格へ向けた指導法について解説する指導者セミナーを行う予定としております。詳細が定まり次第、検定ホームページにてご案内いたします。