販売士 [第42回1級・平成27年2月18日施行]

大手出版取次会社に勤務している小澤さんは、出版社から本を仕入れて書店に送る配本業務を担当されています。

受験のきっかけは、「会社で販売士の取得を奨励しており、周囲でも同資格の保有者が多かったので勉強を始めた」とのことですが、第42回販売士検定1級で、見事に最も優秀な成績で合格されました。

学習方法は、試験のおよそ5カ月前から外部講師による社内講座を受講し、講座の内容をまとめたノートを電車の中でも復習するようにしたそうです。

これから受験される方には、「単にテキストの単語を覚えるより、テキストの文脈で理解するようにしていました。専門用語が多く、テキストの量を見ただけで嫌になってしまうかもしれませんが、小売業はショッピングなどの日々の生活と大きく関わる分野なので、業務以外でも興味を持てることが多く楽しかったです。ぜひ挑戦してみてください」とアドバイスをいただきました。

「販売士の学習を通じて、普段の業務では学べない会社の利益体系や流通の効率化などを知ることができ、業界の深い理解に繋がったと感じています。また、自分の仕事を流通の一段階と捉えて、俯瞰的な考え方ができるようになったので、今後は現代の市場の特徴やマーケティングの知識など、学んだ知識を活かして仕入れや送品の提案など行っていきたいです」と抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:東京】