販売士(第40回1級・平成25年2月20日施行)
―販売士検定1級にチャレンジしようと思ったきっかけを教えてください。
販売士検定は、会社が最も受験を推奨している検定試験の1つであり、社内でも受験している方が多かったため、興味を持ちました。私の会社は、出版取次という本を流通させる会社で、書店との深い関わりがあります。自身の業務を行っているだけでは、どうしても知識が偏ってしまい、なかなか取引先の業務内容などの実態を知ることができないと感じていました。知識の幅を広げることで、より実態に沿った取り組みを行えるようになりたいと思い受験しました。
―具体的な学習方法や学習過程で大変だったことがあれば教えてください。
外部講師による社内講習があり、そこで一通りの説明を受けました。あとは、講習で配られたレジュメを自分で穴埋め問題にしたり単語帳をつくったりしながら暗記を繰り返しました。
―1級合格によるメリットや、同種の検定試験の中から商工会議所の検定試験を選んだ理由を教えてください。
今回学習した全ての知識が、業務と直結するわけではありませんが、いつもとは違う視点から改めて業務を見直す、良いきっかけになりました。 店舗運営に関わる様々な内容を勉強したため、社内の別部署や小売店が行っている業務のイメージが、より具体的に見えてきました。 販売士検定を選んだ理由は、会社が推奨していて社内で講習を行っていたことも大きいですが、単元が多岐に渡っていたため、日々の業務では学ぶことのできない、幅広い知識が得られると思いました。
―今後、資格をどのように活かしていきたいですか?
会社では、営業統括推進部という部署で、市場全体の分析や個店の営業分析をしながら、課題点を見つけたり、業務改善の提案を行っています。 実際に日々書店へ訪問している営業部署の方のサポートを行う仕事なので、今回の試験勉強で得た小売店の実態やオペレーションの知識を活かして、現場の状況と乖離してしまわないような提案を行っていきたいです。 また、いろいろな業種の店舗運営方法も学ぶことができたので、新しいアイディアを出す際に参考にしていけたら良いと思います。
―これから受験される方へのアドバイスをお願いします。
私の場合、主に使った教材は公式テキストと講習で配られたレジュメ(テキストの概要がまとめてある)、あとは過去問を1回分解きました。 レジュメを中心に内容を読み込み、わかりにくいところはテキストと照らし合わせながら理解を深めていく、という方法で勉強していました。 勉強中は不安もあり、他の人の勉強法がよく見えたり、いろいろな参考書に手をだしてみたくなったりすることもあるかと思いますが、試行錯誤しながら自分なりの方法を見つけて、マイペースに勉強するのが一番良いのではないかと思います。
【受験地商工会議所:東京】