リテールマーケティング(販売士) [1級・2023年6月13日施行]
製菓・製パンの材料や道具、機械の卸売業などを営む企業にお勤めの小栗さんは、小売部門に所属し、店長として、商品計画・管理、オペレーション、広告宣伝やSNS発信、経営管理など、さまざまな業務に携わられています。
勤務先企業では、流通・小売業における専門知識を身に付けることを目的に、「販売士」の資格取得が推奨されており、有資格者には1~3級の全級において資格手当が支給されるとのこと。社員のほぼ全員が販売士の資格を取得されているそうで、小栗さんも入社以後、3級から順に資格を取得されてきましたが、店長になるにあたり、流通・小売業に関する体系的な知識が必要と考え、リテールマーケティング(販売士)検定試験1級の受験を決意されました。
受験にあたっては、フルタイム勤務と子育てにより時間的制約がある中、ご家族の協力を得ながら、約半年前から学習を進めてきたそうです。受験日の2か月ほど前からは、平日は2時間、休日は4時間以上の勉強をされ、販売士ハンドブックの理解と覚え込みを徹底し、その結果、最も優秀な成績で合格されました。1級は覚える語彙数が多く、勉強には大変苦労されたとのことですが、その成果として、社内で初めての1級取得者になれたとのことです。
また、学習に使用した公式テキストの販売士ハンドブックは、小売業についての知識が体系的に記されており、実際の店舗運営に役立つ内容であったため、スムーズに覚えることができたそうです。
今後の抱負としては、「今回学んだ知識を生かして、変化への対応、品揃え・サービスの見直し、独自化、差別化を図り、店を増収増益の軌道に乗せたいです。今後は、業務の一環として、小規模の菓子店やパン店の開業支援も視野に入れており、その際のコンサルティングにも、1級販売士の資格取得で得た知識を生かすことができればと考えています」と語ってくださいました。
【受験地商工会議所:浜松(静岡県)】