リテールマーケティング(販売士)[第87回1級・2021年2月17日施行]

大手出版取次会社(株式会社トーハン)の新潟支店に勤務している土肥さんは、新潟県内に展開するチェーン書店への営業を担当されており、各種書籍の補充や新刊本の予約手配などから、各店舗における月間の売上状況の分析、今後取るべき対策の提案などの業務を行っています。

入社前に既に本検定2級を取得されていましたが、担当者レベルではなく、マネジメントする立場での知識や考え方を身に付け、より高いレベルの提案や仕事ができるようになりたいと考え、21年2月施行の1級試験を受験、最も優秀な成績で合格されました。

土肥さんは、社内で実施されていた1級取得のための講習へ毎週参加し、公式テキストである「販売士ハンドブック」を読み込み、その理解に努められたとのこと。また、試験日が近づいた年末以降は、過去問題や問題集を解き続け、週末はほぼ1日中、平日も帰宅後に1時間以上、学習時間にあてたそうです。

本資格の取得により、「自身の営業活動の中で提案したことやその切り口、OJT指導員を務める上で心掛けていたことが、この学習を通じてきちんと言語化され体系的に理解することができ、他の業務にも広く活用できるようになりました」と語る土肥さん。

今後は、「本資格で得た知識や考え方を、実際の店舗状況や実績数字に当てはめて、その知識をどう生かせば、さらに売り上げを伸ばすことができるか、効率化できるか、よりよい提案をできるかなど、実務に結びつけていく取り組みを行っていきたいです」と、土肥さんは抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:新潟】