戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第12話「中小小売業・商店街のミライ」P1
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第12話「中小小売業・商店街のミライ」P2
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第12話「中小小売業・商店街のミライ」P3
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第12話「中小小売業・商店街のミライ」P4

マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

用語解説

RM戦隊 マーケレッド

本作の主人公。販売士検定合格後、本人の意思とは無関係に変身能力を獲得。販売士の授業が好きなのか先生が好きなのか、そこはヒロインらしい乙女心のようだ。

RM戦隊 ストアブルー

レッドの相棒。販売士のほか簿記検定にも合格しており、レッドよりも数字に強く、冷静沈着。

先生

レッドとブルーに、ビジネス資格と変身能力を授けた謎の司令官。

商店街振興組合

商店街に立地する小売業を組織化することを目的に制定された「商店街振興組合法」に基づく法人組織。全国に約2,300設立されており、共同してアーケード・街路灯の設置といったハード整備や、中元・年末の売出し、イベントといったソフト事業を行い、公共の福祉の増進に努めている。

商店街・中小小売業の活性化

経営者自身の高齢化や後継者難、店舗の立地条件の悪化など、様々な理由で停滞または衰退する中小小売業がある一方、事業活動の拡大を志向したり、新たな事業の創業をはかる「ヤル気のある経営者」を増やすことは、これからの中小小売業の手本づくりのためにも、中小小売業全体の活性化のためにも必要不可欠である。

商店街が感じている不況感

商店街の最近の景況を見ると、「繁栄している」のはわずか1.0%にとどまり、「衰退している」が44.2%と最も多く、続いて「衰退の恐れがある」が33.4%となっている。商店街のタイプのうち、商圏の狭い商店街ほど衰退している割合が高く、全国の6割近くを占める近隣型商店街については50%以上が「衰退している」と回答している。(中小企業庁「平成21年度商店街実態調査」)

小売業が立ち向かうべき問題

販売士3級ハンドブック(公式テキスト)では、中小小売業の活性化の方向性として、1.チェーン組織への加盟、2.品ぞろえの専門化、3.業種店から業態店へ、4.顧客満足を増進するきめ細やかなサービス提供、5.ITの活用、の五つを挙げており、本作でも取り上げてきたので参照のこと。

RM戦士養成師範

(一社)日本販売士協会では1級販売士を中心とした「登録講師制度」を設けている。登録講師は各地の商工会議所などで販売士受験対策講座や資格更新講習会等の講師を務めている。筆者を含め、高校や大学でRM戦士を育てている講師も実在(?)するらしい。

リテールマーケティング(販売士)2級検定試験

目指すのは、販売部門や売場を包括的に管理する人材。小売店舗経営の仕組みを理解し、主として小売業の販売技術に関する専門的な知識を身につけ、販売促進の企画ができるとともに、部下の指導・養成ができる。大手の小売業などでは部課長への昇進試験に活用しているところもある。

筆者より

ファーストシリーズ終了です。筆者の念願であった「販売士マンガ」の企画を受け入れてくださった産業教育振興中央会の皆様ならびに、いつも筆者の「妄想」に付き合っていただいている日本商工会議所・(一社)日本販売士協会の皆様に、心より感謝を申し上げます。
次号より本誌リニューアルと合わせてRM戦隊も「新シリーズ」突入です。3人目のRM戦士、敵キャラクター、レッドの恋のライバル・・・などなど充実させていく予定です。お楽しみに!