戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第10話「フランチャイズの鎖・前編」P1
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第10話「フランチャイズの鎖・前編」P2
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第10話「フランチャイズの鎖・前編」P3
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第10話「フランチャイズの鎖・前編」P4

マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

用語解説

RM戦隊 マーケレッド

本作の主人公。リテールマーケティング(販売士)検定合格後、本人の意思とは無関係に変身能力を獲得。リテールマーケティング(販売士)の授業が好きなのか先生が好きなのか、そこはヒロインらしい乙女心のようだ。
甘酒は子どもの頃から大好き。

RM戦隊 ストアブルー

レッドの相棒。リテールマーケティング(販売士)検定のほか簿記検定にも合格しており、レッドよりも数字に強く、冷静沈着。
酒粕を使った料理は得意。

先生

レッドとブルーに、ビジネス資格と変身能力を授けた謎の司令官。今回の登場は1コマだけ。
旅先では必ず地酒を飲む人。

フランチャイズチェーン(フランチャイズシステム)

フランチャイズは、英語で「特権」を意味する。つまり、ある企業が資本関係のない他の事業者に対し、店舗ブランド名や経営ノウハウなどを提供する見返りに、対価(ロイヤルティ)を受け取る契約を指す。フランチャイズチェーン(FC)は、コンビニエンスストアやファーストフード店など様々なビジネス領域において展開されている。加盟店(フランチャイジー)のメリットには1.消費者に信頼される看板(商標)が使える、2.FC本部企業のノウハウを活用できる、3.経営上のリスクが少ない、などがある。FC本部のメリットには、1.少ない投資で急速な規模の拡大が可能、2.確実な収入が得られる、3.情報収集ができる、などがある。

コンビニエンスストア

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会によると、FCの代表格であるコンビニエンスストアは、27のチェーン企業数で4万5千店舗を展開し、8兆円以上を売り上げている(2010年度)。的確な販売予測を可能にするPOSシステム等による情報武装を背景に、約30坪の小型店舗に約3,000アイテムを絞り込み、それらを頻繁に入れ替えながら顧客の来店促進を図っている。

セントラルバイングシステム

チェーンストアが複数の店舗で販売する商品の一部、または全部を本部が一括集中仕入れする方式のこと。セントラルバイングは、各店舗が個別に仕入れるのに比べて仕入コストの引下げや仕入担当者などの効率的活用、取扱商品の統一化などが可能となり、販売効率が向上するメリットがある。

マス・マーチャンダイジング

FCなどのチェーンストアの特徴は、一般的に、マス・マーチャンダイジングの機能をフルに発揮する大規模小売業としての性格がある。つまり、あらゆる商品の販売促進企画をメーカーに提案し、膨大な数量の仕入によって原価を引き下げて低価格化を実現し、持ち前の大量販売方式で大量販売を目指す。また、大量販売によって得られた利益で、さらなる多店舗化を展開し、規模の拡大(スケールメリット)を追求する。

最先端のノウハウ

チェーンストアの運営は、マス・マーチャンダイジングの機能をフルに発揮するため、次のような特徴がみられる。
1. 本部主導により店舗運営をバックアップし、コントロールする。
2. 販売方式はセルフサービスを主体とし、標準化された売場づくりと画一的な店舗運営を行う。
3. 店舗での作業を標準化、効率化するためにマニュアルを活用する。
4. 仕入れの決定権は本部にあり、店舗は補充発注を行う。
5. 一括集中仕入方式を導入し、バイングパワーを発揮する。
6. 自社の物流センターを持ち、卸売機構を確立する。
7. 効率的運営のために情報システムで武装する。

筆者より

初の二話構成です。謎の人物の正体とは?