マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら
【用語解説】
RM戦隊 マーケレッド(赤井いちご)
本作の主人公。販売士検定合格後、変身能力を獲得。恋する乙女。
RM戦隊 ストアブルー(蒼井つばさ)
レッドの相棒。簿記資格も持っていて数字に強い。
RM戦隊 MD(マーチャンダイジング)グリーン(松井みどり)
レッドとブルーの同級生。癒し系。
先生
RM戦隊の3人に変身能力を授けた謎の司令官。
アイドマ(AIDMAの法則)
消費者が主に買回品や専門品を購買するまでの過程を、注意(Attention)、興味(Interest)、欲望(Desire)、記憶(Memory)、行動(Action)の5段階に分類した行動プロセスのこと。小売店では、各段階にふさわしい販売促進手段を採用すべきである。
① 注意(Attention):どんなに優れた商品や店舗があっても、消費者がそれを知り、注意を向けてくれなければ購買には至らない。
② 興味(Interest):注目され、知名度が高くなっただけでは、必ずしも購買に結びつくとは限らず、興味につながらなければならない。
③ 欲望(Desire):興味はあっても欲望が生じなければ、わざわざ買おうという気にはならない。また、たとえ欲望が起きてもいつの間にか忘れてしまっていれば、当然購買行動は発生しない。
④ 記憶(Memory):欲望を感じていたものに記憶が戻るチャンスがあれば、最終段階の購買行動へと進むことになる。
⑤ 行動(Action):代金を支払って商品を購入する段階である。
キャリアパス
昇進・昇格のモデル、人材が最終的に目指すべきゴールまでの道筋などのこと。これが明確化することで、従業員は自分の目指すべき道を自ら考察する材料ともなり、自己啓発意識の醸成やモチベーション向上に資する。
ミラー効果
心理学で使われる言葉で「同調効果」のこと。親密な関係では相手と同じ動作をすることが多く、好意を抱いている相手と同じ動作をしてしまうことなどもミラー効果である。
商品コンセプト
商品コンセプトとは「商品が消費者に与えるであろう便益(ベネフィット)、またはその商品の持つ意味を消費者の観点から表現したもの」をいう。その設定には、次の3つの要素を考慮する必要がある。
① Who「誰に」:自社がターゲットとすべき標的顧客
② What「何を」:標的顧客が何を求めているかという顧客ニーズ
③ How「どのように」:顧客ニーズに対応するための自社の独自能力
最後は感情
モノがあり余る今日では、顧客の感情的な要因が「購買決定の9割」を超えるとする説もある。形式的なサービスやおきまりの言葉ではなく、心の通じ合うコミュニケーションを行うことによって、相手によい感情を持ってもらうことが大切である。
筆者より
シリーズ2作目となる「マークⅡ」は、RM検定2級ハンドブックをメインに参照しましたが、「まちづくり三法」など1級の内容も入れたので難しい点もあったかと思います。「産学公連携」による地方活性化は重要なテーマであり、本作がお役に立てば幸いです。
そんな私も東海地方の大学に教員として赴任することになりました。心機一転、新シリーズもご期待くださいませ。
本作に関し、産業教育振興中央会の皆様ならびに、いつも筆者の「妄想」に付き合ってくださる日本商工会議所・日本販売士協会の皆様に、心より感謝を申し上げます。