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マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

【用語解説】

RM戦隊 マーケレッド(赤井いちご)

本作の主人公。販売士検定合格後、変身能力を獲得。恋する乙女。勉強の原動力は情熱。

RM戦隊 ストアブルー(蒼井つばさ)

レッドの相棒。簿記資格も持っていて数字に強い。勉強の原動力は知性。

先生

謎の司令官。勉強の原動力は余剰時間。

2級販売士(リテールマーケティング)検定

流通・小売分野で業界唯一の公的資格検定。2級レベルの販売士は、小売店舗経営の仕組みを理解し、主として小売業の販売技術に関する専門的な知識を身につけ、販売促進の企画ができるとともに、部下の指導・養成ができる。販売部門や売場を包括的に管理する人材を目指す。大手の小売業などでは部課長への昇進試験に活用しているところもある。平成27年度から年2回の実施となり、受験機会が増えた。

合格基準

販売士検定の合格基準は、5科目得点平均70点以上で、1科目ごとの得点が50点以上となっているほか、一部科目免除制度あり。

1級販売士検定

1級レベルの販売士は、経営に関する高度な知識を身につけ、商品計画からマーケティング、経営計画の立案や、財務予測等、経営管理について適切な判断ができる。大規模小売店鋪の店長やスーパーバイザー、経営者など戦略的に企業経営に関わる人材を目指す。大手の小売業などでは、店長昇格のための条件にしているところもある。

商品回転率

商品回転率とは、商品の仕入に投下した資本の回転効率を計るものであり、一定期間に手持ち商品が何回転したかで表す。商品回転率が高いほど、投下した資本を早く回収でき、資本効率が高いといえる。
【商品回転率(回)】
=年間売上高/商品在庫高 ※8月号参照

百分率変異法

継続的な販売活動を支障なく遂行するためには、適正な月初ストックを過不足なく維持する必要がある。百分率変異法は月初ストック高を求める代表的な方法であり、下記の計算式で求める。季節変動によって年間の月平均売上高よりも売上高が低くなる月は、平均在庫よりも低めに算定できる。
【月初計画ストック高】
=売上高/商品回転率 × 1/2(1 + 当該月の売上高予算/売上高÷12)

人時生産性

人時生産性とは、「ある一定期間における労働時間1時間あたり(1人時)で、どれだけ粗利益を稼ぎ出したか」という尺度のことであり、「粗利益高÷総労働時間」で求められる。以下のような分解式を立てることにより、詳細な比較や分析を行うことが可能となる。
【人時生産性】
=粗利益率 × 1人1時間あたり守備範囲 × 坪当たり在庫高 × 商品回転率
=粗利益高/売上高 × 売場面積/総労働時間 × 在庫高/売場面積 × 売上高/在庫高

ワントゥワン・マーケティング

マス(大衆)ではなくパーソナル(個人)として顧客をとらえる発想で、一人ひとりの顧客との結びつきを強化し、長期的、かつ継続的な取引関係を重視する戦略である。顧客一人ひとりの属性やニーズなどに合わせてマーケティングを実践していくことで、顧客は、商品やサービスの内容や情報などが、あたかも1対1の関係の中で成り立っているように感じられるようになる。

筆者より

「資格は一生」と言いますが、相続できないものも多いので「一世一代」と言うのが正しいかも。究極の「自分のためのもの」ですね。