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地域活性化の一翼を担う「小商フェスティバル」

小松商業高校では、2004年から、地域活性化の一環として文化祭「小商フェスティバル」を「小松市どんどんまつり」と連携して開催しています。

「小商フェスティバル」では、小松商の生徒が開発商品などを販売していますが、地元商店から商品を委託されて販売することで、商店主の商品や顧客に対する思いを知るきっかけとなっています。また、商品の販売を通して座学では学べない地域密着型店舗経営の実践教育を行っています。

その他にも、生徒たち独自の商品開発に取り組んでおり、こまつフロランタンなどの商品を生み出しました。開発した商品などを地域の小売店と連携して販売することで、地域への理解を深めながら販売実習を行える貴重な機会となっています。

_MG_8612全国産業教育フェア石川での販売実習

_MG_8607フェア公認スイーツを販売

簿記の力を生かしたい

小松商では、日商簿記2級の取得を推奨しており、3年間で2級にチャレンジできるカリキュラムを組まれています。

平成29年11月には、長年に渡る簿記教育の功績を讃え、小松商工会議所から北陸地方で初の検定事業貢献表彰(高等学校)を受けられました。
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会計部を指導されている武田先生にお聞きしたところ、「生徒は地元に貢献したいという意識が高く、高度資格の取得にも積極的にチャレンジしています。最近では、在学中に税理士試験に挑戦し、将来は監査法人で活躍したいという生徒もでてきました。地域で活躍できる人材を育成することを使命として、日々の指導にあたっています。」と語ってくれました。

会計部の皆さんは毎日放課後に簿記の学習に励み、在学中に日商簿記1級の取得を目指します。

部員の皆さんにお話しをお聞きしたところ、「簿記を自分の強みにしたかったので会計部に入部した」「会計知識は企業にとって大切なものだとわかった」「簿記は難しいが、解けたときには達成感がある」、「企業実習先で勘定科目が出てきて、簿記の知識を役立てることができた」「簿記はパズルのようで、解けた時に達成感がある」と答えるとともに、将来の夢については「公認会計士を目指したい」「簿記の知識を活かした仕事をしたい」「今学んだことを発揮できる職業につきたい」などそれぞれ語ってくれました。