2026年10月9日

日本商工会議所

川崎商工会議所は9月7日(月)、「今すぐ取り組むべきAI・DX活用イノベーションフォーラム~事例で学ぶAI実用化最前線!~」を開催した。本フォーラムは、中堅・中小企業や製造業・小売・サービス業におけるデータ・AI活用の具体的な成功事例および今後の未来予測を提示し、地域全体の経営イノベーションを加速させることを目的としたもの。

はじめに、川崎商工会議所 会頭 窪田 雅己氏(富士通Japan株式会社 相談役)が主催者挨拶を行った。次に、基調講演では、国立情報学研究所 副所長の佐藤 一郎氏から「生成AIが変える企業ビジネスの未来」と題し、2030年を見据えた未来予測および、競争力向上やビジネスモデル変革に繋がるAI活用などについて述べた。その後、特別講演では、富士通株式会社シニアエバンジェリスト(川崎商工会議所アドバイザー)の松本 国一氏から「AIは検証から実用フェーズへ~全ての企業が取り組むべきAI活用~」と題し、生成AIが注目される背景と活用するためのポイントについて、実用段階に進む企業の事例を交えながら紹介をした。

続いて「現場に学ぶ圧倒的実践論」をテーマに2つの事例が紹介された。まず、旭鉄工株式会社 代表取締役社長の木村 哲也氏から「中小製造業でもできる、AIファースト経営の実践」と題し、自社の電力削減や収益改善の実績を踏まえ、製造現場で稼働しているAIでデータや作業工程を分析し「問題点と解決策」を見える化した実例など現場革新の実践方法について説明した。次に、有限会社ゑびや株式会社/EBILAB 代表取締役社長の小田島 春樹氏から「老舗飲食店が実践する生成AI時代の経営改革~ゑびやの実践事例~」と題し、AIを活用した新規事業開発や業務プロセス自動化の現場導入等により売上や利益を大きく伸ばした背景や実践ポイントについて実演を踏まえながら説明した。

その後、パネルディスカッションでは、川崎商工会議所 情報メディア部会長の丸山 麻貴緒氏がファシリテータを務め「生成AI活用の現在地と実装のヒントを深堀り」をテーマに講師を務めた松本 国一氏、木村 哲也氏、小田島 春樹氏が意見交換を行った。

なお、セミナーの中では参加者に対し、「日商PC検定」の試験内容が生成AIの利活用に対応したことに関する紹介も行われた。