2023.8.31

日本商工会議所は8月10日に日商簿記検定試験1級合格を目指す高校生を対象とした「簿記坂セミナー」を高崎商科大学(群馬県)および岐阜県立岐阜商業高等学校にて開催し、約60名が参加した。同セミナーは、日商簿記1級を突破する実力を養うとともに、簿記を学ぶ意義や有用性を再認識し、参加者同士の親交を深めることなどを目的に開催したもの。

同セミナーでは、日商簿記1級の模擬試験を実施し、参加した高校生たちがその得点を競い合った。その後、同試験の解説を含めた日商簿記1級対策講義を行い、11月に実施される日商簿記1級の本試験に向けた学習に取り組んだ。

さらに、全ての参加者と高崎商科大学の学生を対象とした特別講演を実施し、永和監査法人 公認会計士・税理士 伊藤嘉基氏と、株式会社スマイルワークス 代表取締役社長 坂本恒之氏が講演した。伊藤氏は「①公認会計士のお仕事、②簿記学習がもたらすもの、③効果的な学習方法等」と題して、事例を踏まえながら公認会計士の業務について分かりやすく解説した。坂本氏は、「企業の経営可視化と生産性向上のためのバックオフィスDX(電子化×自動化)の動向」と題して、企業の全体最適化を支援するIT企業の経営者の立場から、会計自動化が与える日本社会へのポジティブな影響などを説明した。

 

 

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開会式に参加する高校生
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公認会計士の仕事について説明する伊藤講師
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会計自動化が与える影響などを説明する坂本講師