okinawa-thumb-400x300-257
去る4月19日、26日、浦添商工会議所において、標記セミナーが開催され県内の企業および教育機関の指導者20名が参加した。

同セミナーは、企業実務の大半がパソコンを通じて行われている現状に鑑み日商PC検定を活用して企業の人材育成、学生の実務能力の向上を図るため、まずは、指導者自身が同検定試験の内容を深く理解・把握し、今後の指導に役立ててもらうことを目的に開催された。

開催にあたり日本商工会議所の岩崎事業部長より「日商PC検定においては企業実務を踏まえた指導が効果的で、指導者の果たす役割は大きい」と挨拶し、続いて沖縄ITマスターズクラブの芳山紀子氏よりデータ活用3級の知識、実技科目の指導について実践的な講習がなされた。

芳山氏は、同セミナーを通じて、「論理性を無視した指導は厳禁であり、受講者が暗記ではなく理解することが重要で、自らが答を導き出せる考え方を助言すべきである」、「検定試験の合否は試験対策指導ではなく、日ごろの授業(講義)のあり方にかかっていることを自覚べき」など、指導者の心得についても教授した。

なお、講習終了後に、3級データ活用の検定試験を体験受験した参加者からは、「あらためて表計算ソフトのすごさ、データ活用スキルの大切さを痛感した」、「試験対策ではなく、実務に向けた学習・指導の大切さが理解できた」、「日商PC検定が実務で本当に役立つことがよく分かった」等の話しを聞くことができた。