9月19日、日本商工会議所では日本経済新聞社との連携により、東京工科大学(八王子市)の1・2 年次学生を対象とした「就活力アップセミナー」を開催した。(参加者60名)
昨今は、就職状況に好転の兆しがみられる一方で、企業の学生を選別する姿勢は依然として厳しく、多くの企業から求められる人材とそうでない人材の差が明確になってきている。こうした中、自らのキャリアプランを実現するには、「1、2年生から、いかに学生時代を過ごし、自分を磨いておくか」がカギとなり、就活力につながる。
今回のセミナーでは、「今、産業界で求められている人材とは」、「企業社会で必要とされる知識とスキルを習得するには」などについて、産業界側から就活力のアップにつながる情報を提供した。特に、理工系の学生においては、大学で学ぶ実践的な専門知識に加えて、企業活動における共通言語である簿記の知識を修得することで、就活の際には企業人として素養を備えている点を強力にアピールできると紹介した。
参加した学生からは、「就活のために大学生活の中で何をすべきか考えさせられた」、「まだ先であると考えていた就職が身近に感じられ、今から準備すべきと意識しはじめた」、「新聞の読み方など就活に向けて役立つ話を聞けた」、「簿記の資格を取っておくと有利な面があることが分かった」などの声が寄せられた。