日本商工会議所は2月初旬に、東京、大阪、福岡の3カ所で「簿記坂指導者セミナー(3級受験指導)」を開催し、教育機関等の簿記指導者など延べ約200名が出席した。

同セミナーでは、まず、日商事務局から、簿記検定試験をより実際の企業活動や会計実務に即した実践的な内容とするとともに、簿記学習者が初級から1級まで段階的に学習を継続することで資格取得につなげられるよう、出題区分表の見直しを行ったことをあらためて説明するとともに、商工会議所検定試験の最新動向について紹介した。

続いて、日商検定推進アドバイザーの小島一富士氏が、簿記の基本的な用語や仕組みを学ぶ初級の内容をふまえた3級の指導法および、2019年度から適用される新たな出題区分表における指導上の留意点について、サンプル問題等を用いながら具体的に解説した。

参加者からは、「実務に即した内容が出題されるようになることが理解できた」、「小島先生から指導の現場をふまえた解説を聞くことができて良かった」、「限られた時間の中で非常に有益な情報を教えていただいた。今後の指導に役立てたい」などの声が寄せられた。

20180823

※当日の配布資料は、こちらからダウンロードできます。