日本商工会議所は昨年12月から2月にかけて、札幌、東京、大阪、福岡の全国4カ所で「日商プログラミング検定説明会」を開催し、情報教育指導者および企業の人材育成担当者など、延べ約350名が出席した。

同説明会では、まず日商事務局から日商プログラミング検定の概要およびネット試験方式による試験実施方法について説明した。続いて日商プログラミング検定研究会委員の児玉靖司氏(札幌、東京、福岡)、神林靖氏(大阪)、竹林暁氏(東京)が各レベルに応じた学習指導法についてサンプル問題を使い解説した。

また、情報教育指導者を代表して、ヤフー株式会社(東京、大阪、福岡)、麻生情報ビジネス専門学校(福岡)から、IT企業を代表して、株式会社GKI(札幌)、ヒューリット経営研究所(大阪)から、プログラミング教育やプログラミングスキル習得の重要性をテーマにご講演いただいた。

説明会終了後は、希望者を対象に同検定のサンプルプログラム(レベル別・言語別)を用いた試験の体験会を実施した。

参加者からは、「社会全体で評価される検定にしてほしい」、「子供でも受験できるので、検定を通してプログラミングの楽しさを知ってもらえるようにしてほしい」、「社内で認定試験として活用することを検討したい」などの声が寄せられた。

なお、東京会場では、厚生労働省から「IT分野の教育訓練推進に向けた厚生労働省の取組について」、総務省から「総務省におけるプログラミング教育実証事業」と題し、プログラミング人材育成に向けた政府の取組に関する講演も行われた。

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※当日の配布資料は、下記からダウンロードできます。
日商プログラミング検定について
プログラミングに関する事例紹介について
政府の取組みについて