日本商工会議所は、現在、準備を進めているプログラミングスキルの習得に資する検定試験の施行にあたり、8月に東京、大阪の2カ所で「IT指導者セミナー(プログラミング教育)」を開催し、商工会議所ネット試験会場をはじめとする大学、高校等の教育機関の情報教育指導者など延べ約200名が出席した。

同セミナーでは、まず、日商事務局から本検定試験の概要、準備状況等について説明した。続いて、クレイポルド株式会社 代表取締役の傳直文氏から、上記検定試験のデモ版を公開しつつ、「企業実務に資するプログラミングスキルの育成」と題してご説明いただいた。

その後、日本で初めての子供向けプログラミングスクールを開設した株式会社TENTO 代表取締役社長の竹林暁氏から、プログラミング教室事業の現状と課題についてご講演いただいた。

また、千葉県立千葉商業高等学校の西嶌幸徳氏(東京)、中央情報大学校の小澤慎太郎氏(大阪)から、教育機関におけるプログラミング学習指導についてご説明いただいた。

セミナー参加者からは、本検定試験について、「日商簿記検定のように知名度が上がると良い」、「創設された場合は積極的に活用したい」、「IT人材の増加につながることを期待する」などの声が寄せられた。osakaIT