日本商工会議所は本年1月から2月にかけて、東京、大阪、福岡の各会場で、企業経営者および企業勤めの方などを対象に「原価計算普及セミナー」を開催し、延べ約320名が出席した。

同セミナーでは、鈴鹿大学講師(日商検定推進アドバイザー)で、現在好評連載中のネット小説「悪の組織の原価計算」原作者である高見啓一氏が、「90分で見通す自社の利益~仕事の生産性を上げる『原価計算の手法』~」と題して、生産性向上には原価計算が重要であることや、原価計算を学ぶと事業の収益性の評価、事業計画の策定、経営判断に役立つことについて講演を行った。あわせて、利益シミュレーションの手法であるCVP分析や利益評価の手法である予算実績差異分析等の基本について、例題も交えて分かりやすく解説した。

同セミナー参加者からは、「仕事に役立つ内容で、楽しく学ぶことができた。コストと利益について意識して仕事に繋げていきたい」、「自社の事業計画を作成中なので、原価計算で再度見直したい」、「これまで学習したことは無かったが、原価計算を学ぶことの重要性についてよく理解できた」、「商工会議所は企業に対して原価計算の認知度向上と重要性の普及をぜひ推進してほしい」などの声が寄せられた。

※同セミナーは3月9日(金)に名古屋会場で開催を予定しています。名古屋会場へのお申込みにつきましてはこちらからチラシをダウンロードのうえ、FAXにてお申込みください(PDFファイルが開きます)。

<原価計算普及セミナーの様子>