日本商工会議所および京都商工会議所は、9月22日、日本経済新聞社と連携して標記セミナーを京都市内で開催し、約80人の学生が参加した。同セミナーは、日商簿記が就職活動に役立つことを知ってもらうため、日商簿記を取得した(または取得を目指している)学生を対象に実施したもので、昨年9月の東京開催に続き2回目。

セミナーでは、日本経済新聞社販売局マーケット開発部担当部長 山野茂樹氏、鈴鹿大学講師(日商検定推進アドバイザー) 高見啓一氏、ライター(大学ジャーナリスト) 石渡嶺司氏が講演した。

まず、山野氏が「就活に役立つ日経新聞活用法」と題して、日経新聞を活用した業界研究・企業研究により、志望業界のチャンスとリスクを知ることが不可欠であることを説明した。続いて、高見氏が「簿記の知識があればカンタン!『日経会社情報』で賢く会社選び」と題して、簿記の知識を活用した会社の実態を知る方法について、実際の主要財務指標などを用いながら解説した。最後に石渡氏が、「キレイゴトぬきの就活」と題して、就職活動の歴史的変遷に触れたうえで、優良企業の探し方や正しい自己PRの方法などについて事例を交えながら紹介した。

参加者からは、「簿記の知識を使った企業研究の話が面白かった」、「就活を有利に進める方法をよく学べた。数字に強くなりたい」、「どのように業界研究をするか、エントリーシートを書くために何をしておくべきかがわかった」などの声が寄せられた。

日本商工会議所では、簿記をはじめ検定試験について、学習する意義についての有識者のメッセージや、資格取得者の活躍ぶりなどを、検定試験ホームページで紹介している。

○応援メッセージ(有識者からのメッセージ)
http://www.kentei.ne.jp/interview/

○輝く資格取得者(資格取得者の活躍ぶり)
http://www.kentei.ne.jp/shikaku

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