日本商工会議所は8月4日(木)の東京に続き、8月19日(金)に大阪で「新規人材育成事業に係る説明会」を開催し、商工会議所ネット試験会場の指導者など、約50名が参加した(東京会場は約40名が参加)。

説明会では、冒頭、日本商工会議所から、ネット試験会場における指導分野の拡大の意義を説明し、「パソコン実務指導+キャリア教育指導」「初学者向け簿記学習指導」「プログラミング学習指導」を“3本の矢”として紹介。引き続き、株式会社ウィザード代表取締役の小林仁氏(日商検定推進アドバイザー)が「ネット試験会場活性化に向けた取り組みについて」と題して講演した。

その後、「パソコン実務指導+キャリア教育指導」については、一般財団法人キャリア教育振興協会理事長の石井典子氏(日商検定推進アドバイザー)が、キャリア教育の重要性を強調し、パソコン指導と日商PC検定、キャリア教育の融合による就職支援に向けた取り組みに関して説明した。

「初学者向け簿記学習指導」については、小林仁氏から、職業訓練におけるパソコン指導等と組み合わせた簿記初級教育の導入などに関する提案、柴山会計ラーニング株式会社副代表の水野浩一郎氏(東京は代表取締役の柴山政行氏)から、ゲームで簿記を学ぶ初学者向け学習ツールの紹介が行われた。

「プログラミング学習指導」については、株式会社スマイルワークス代表取締役社長の坂本恒之氏(日商検定推進アドバイザー)が、誰でも簡単にWebアプリケーションを開発できるツール等を紹介した。

参加者からは、それぞれについて、ぜひ取り組んでみたいといった声が寄せられた。

今後については、参加者のアンケート結果を踏まえ、“三本の矢”の中で関心の高い指導分野について、「指導者向けスキルアップセミナー」および「指導法解説セミナー」を実施する予定。