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マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

【用語解説】

RM戦隊 マーケレッド(赤井いちご)

本作の主人公。販売士検定合格後、変身能力を獲得。恋する乙女。
目標は常に大きく。

RM戦隊 ストアブルー(蒼井つばさ)

レッドの相棒。簿記資格も持っていて数字に強い。しっかり者。
目標は常に計画的に。

先生

謎の司令官。
目標は常に小さく。妄想は常に大きく。

松井みどり

レッドとブルーの同級生。
リテールマーケティング(販売士)2級検定に挑戦中

目標

予算を作成する上で最も重要なのは、利益目標をどのように算出するかということである。損益予算のうち、費用に関する予算はある程度正確に見積もることができるが、収益予算(売上高予算)については正確に見積もることは難しい。
営利を追求するのが小売業の目的の一つである以上、費用予算以上の売上高を達成できないと利益は確保されない。適正な利益を持続的に確保するためには、目標利益を設定しなければならない。

固定費

固定費とは、売上高の発生(販売数量)に関係なく必要となる費用のことである。来店客がゼロでも店舗を開店しているだけでかかる費用のことである。人件費をはじめ減価償却費、不動産賃借料、水道光熱費などが代表的

変動費

変動費とは、売上高の発生と比例的に生じる費用のことである。変動費のほとんどの部分を占めるのが売上原価である。その他、販売費のなかの広告宣伝費なども売上高の増減に比例して変動する費用である。なお、売上高から変動費を差し引いた収益を限界利益という。

損益分岐点分析(CVP分析)

目標利益額の設定の際、売上高ならびに費用の両予算を算出する方法である。「コスト」(Cost)と「販売量」(Volume)と「利益」(Profit)の関係を分析することからCVP分析ともいう。
損益分岐点とは、利益計画の策定において売上高と費用の損益がゼロになる売上高を指す用語である。つまり、商品の仕入や販売などに要した費用と商品の販売によって得た収益とが均衡し、利益も損失も生じない売上高のことである。
売上高がゼロの場合は、固定費相当額が欠損となる。売上高が発生・増加すると限界利益も発生・増加し、やがて固定費と限界利益が同額になる。これが損益分岐点である。
損益分岐点を計算式で示すと次のとおりになる。

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2級販売士検定

このマンガのタイトルにもなっているリテールマーケティング(販売士)検定は、「流通・小売業界で必須の定番資格」として社会的にも高い信頼と評価を得ている。
2級販売士のレベルでは、小売店鋪経営の仕組みを理解し、主として小売業の販売技術に関する専門的な知識を身に付け、販売促進の企画ができるとともに、部下の指導・養成ができる。
販売部門や売場を包括的に管理する人材を目指しており、大手の小売業などでは部課長への昇進試験に活用しているところもある。
平成27年度より年2回の実施となった。

筆者より

販売士を取得して就職希望先に行けた子を何人も見てきました。利益(りえき)計算に強い子にはご利益(りやく)もあるようで…。