戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第11話「フランチャイズの鎖・後編」P1
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第11話「フランチャイズの鎖・後編」P2
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第11話「フランチャイズの鎖・後編」P3
戦う商業高校生 リテールマーケティング戦隊 第11話「フランチャイズの鎖・後編」P4

マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

用語解説

RM戦隊 マーケレッド

本作の主人公。リテールマーケティング(販売士)検定合格後、本人の意思とは無関係に変身能力を獲得。リテールマーケティング(販売士)の授業が好きなのか先生が好きなのか、そこはヒロインらしい乙女心のようだ。
コンビニでは、真っ先に新製品のお菓子をチェック。

RM戦隊 ストアブルー

レッドの相棒。リテールマーケティング(販売士)検定のほか簿記検定にも合格しており、レッドよりも数字に強く、冷静沈着。
コンビニといえば、とりあえずから揚げ。

先生

レッドとブルーに、ビジネス資格と変身能力を授けた謎の司令官。
コンビニといえば、週刊誌のグラビアをチェック。

ドミナント戦略

小売業が一定の地域に、継続的、かつ、集中的に店舗を出店し、その地域で絶対的な認知度を得る出店方法のこと。一定の地域にインクがにじむように出店することにより、競争他店の進出を阻止し、市場シェアの優位性を勝ち取ることができる。コンビニエンスストアの場合は、物流ルートの効率化による、きめ細やかな時間指定配送も可能となる。

チェーンオペレーション

連鎖型運営方式のこと。一つの資本の企業が、本部の統制下にある店舗を一定の地域に出店し、標準化した方法で画一的に運営することである。大別すると、1.店舗開発、2.商品管理、3.店舗運営の三つを本部主導で画一的に行うことで、1店舗あたりのコストを削減している。

バイングパワー

一般的には、支配的な地位や企業規模の大きさにより、商品やサービスをメーカーから他の仕入先よりも好条件で取引できる状態をいう。今日では、1店舗の売上高よりも、1商品の販売数量の多さを基準としてバイングパワーが発揮されるようになってきた。チェーンストアは店舗数の増加によりこれを発揮することができ、仕入原価の引下げだけでなく、開発商品の要請など、様々な有利な取引条件を引き出している。

1級販売士

日商販売士検定の最高峰。小売業経営に関する高度の専門的な知識を身につけ、経営計画を立案し、総合的な管理業務を遂行できる。大規模小売店の店長や部長クラス、中小小売業の経営者クラスが対象となっている。1級の認定証には顔写真も表示されるが、ゴールドクロスに変身できるか否かは不明。

中小小売業の活性化

経営者自身の高齢化や後継者難、店舗の立地条件の悪化など、様々な理由で停滞または衰退する中小小売業がある一方、事業活動の拡大を志向したり、新たな事業の創業をはかる「ヤル気のある経営者」を増やすことが中小小売業の活性化には求められる。
その方向性の一つとして、チェーン組織への加入により短時間、かつ、合理的に小売経営のノウハウや効率的な店舗運営ノウハウを獲得するという方法がある。ただし一般的に、高度で効率的、かつ、競争力のあるシステムを構築しているチェーンほど、経営者自身の自由裁量度が低くなり、ロイヤルティが高くなる関係があるため、十分な検討が必要。

地域密着型連鎖店

最近のチェーンストアは、画一的な店舗運営が地域のニーズに合わないことや、店舗数拡大による本部と店舗間のコミュニケーション不足が売上低迷の要因ともなっている。チェーンストアといえども、地域に密着できるよう、店舗間・地域間の格差を緻密に分析した上で、個々の店舗に権限の大幅な委譲や新しい役割を持たせることが重要となっている。

筆者より

ルビのネビュラチェーンは、専門用語ではありません。ご注意を(笑)