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マーケレッドやストアブルーも持っている資格「リテールマーケティング(販売士)検定」についての詳細は、こちら

【用語解説】

RM戦隊 マーケレッド(赤井いちご)

本作の主人公。販売士検定合格後、変身能力を獲得。恋する乙女。

RM戦隊 ストアブルー(蒼井つばさ)

レッドの相棒。簿記資格も持っていて、数字に強く冷静沈着。

RM戦隊 MD(マーチャンダイジング)グリーン(松井みどり)

書店アルバイトの女子高生。癒し系。

窃盗・万引

小売店舗には常に不特定多数の顧客が出入りし、売場の大型化や長時間営業化に伴い、顧客の来店目的も把握しにくい状況にあり、万引、不審者、車上荒らし、強盗など、常に犯罪発生の危険と同居している。
特に顧客や従業員の少ない開店直後や閉店間際などは、従業員が作業に追われていたり、レジに現金が貯まっていたりと、強盗に襲われる危険度も高い。十分に警戒すべきである。

万引防止三原則

万引対策の基本は、万引きを誘発させない売場づくりにある。一方、従業員の態度も万引防止に大きく影響する。一つ二つの対策を講じて万引を防止するのではなく、以下のような多面的な視点での対策を講じ、チーム力(全員)で万引防止することが重要である。
①人的アプローチ:果敢な接客、警備員・保安員の巡回
②店舗改善:デッドスペース(死角)の改善、顧客導線の見直し、クリンリネスの励行、明るい照明への変更
③防犯設備の設置:防犯カメラ・防犯ミラーの設置、防犯ゲートの設置、センサー・タグ・システムの採用

食中毒

食品を取り扱うときに最も危険なことは、食中毒を起こすことである。食中毒には様々な種類があり、細菌性食中毒、自然毒食中毒(毒キノコやフグなど)、化学性食中毒(農薬や重金属など)、その他アレルギー性食中毒(刺身など)などがある。
細菌性食中毒には細菌自体が問題を起こす感染型(サルモネラ、腸炎ビブリオ、ノロウイルスなど)、細菌が食品中で増える際に、つくる毒素が問題を起こす毒素型(ブドウ球菌、ボツリヌス菌、セレウス菌など)、といったものがある。

食中毒防止三原則

食中毒を起こさないためには、手洗いを基本に以下の三つの原則を守る必要がある。
①細菌を付けない:食品を清潔にすることがポイントで、材料、手や調理器具の洗浄、手や調理器具の殺菌、原材料と調理済みの接触を防ぐための区分け包装が必要である。
②細菌を増やさない:冷凍・冷蔵の温度管理の徹底や計画的な仕入と販売による保存期間の徹底が必要となる。
③細菌を殺す:調理時に中心部まで確実に加熱することである。

棚卸減耗(棚卸ロス)

帳簿上では残っているはずの商品が所在不明になるという、本来あってはならない商品ロスは、様々な場面で発生する。このうち、帳簿上の在庫と実際に棚卸を行ったときの在庫の差額が、棚卸ロスである。品減り、棚卸損、棚卸減耗ともいう。その発生原因には、万引や盗難といった外的要因と、従業員の不注意や不正行為、棚卸ミス、レジの打ち間違い、不注意な検品などの内的要因がある。

屋外看板

店舗の屋外に設置されたものを屋外広告と呼び、特定地域に対する継続的遡求ができる。特に、ビルの壁面や屋上に設置される大型のものは、地域に密着したシンボルとして親しまれることによる効果が期待できる。

筆者より

9月に山口県立徳山商工高等学校さんにて「新商品開発」の出張講義をさせていただきました。熱心な先生方との意見交換は、大変勉強になりますね。感謝申し上げます。