簿記合格という「成功体験」で自信をつけよう

top-lec2

受験者に寄り添い学ぶことの楽しさを届ける

-簿記検定試験日に配信される解答速報の動画が話題となっていますね。

解答速報は様々な人が見ますので、なるべく平易な言葉で解説することを心がけています。また、事前に受験者や、指導者の方々と情報交換を行い、受験現場の温度感を共有しています。

検定試験には、社会人や学生だけでなく、職業訓練校に通う方や、シングルマザーの方など、様々な境遇の受験者が勝負をかけて勉強しています。解答速報ではいつも冷静な解説を心がけようと思っているのですが、日々の指導でその過程を見ているのでつい熱くなってしまいますね。
配信後、受験者から「試験を受けている時に思っていたことをよく言ってくれた!」といったコメントも多く寄せられるのはうれしいですね。

-受講生の方はどのような方が多いですか。

20代後半から30代の方が主な受講生です。社会に出てある程度の年数が経ち、自分の将来への漠然とした不安を抱えている人が多いですね。そういった人が未来へ進んでいくためのきっかけとして、「どのような職種であってもお金の流れを見る方法を知っておくことは大切だよ。」と簿記をおすすめしています。
簿記の重要性をお伝えし、合格に導くだけでなく、簿記本来の楽しさや、学ぶことの楽しさを受講生にお伝えすることも講師の役割だと思っています。特に、会計分野は専門用語が多いので、なるべくやさしい言葉を使い、受講生が日常生活の中でイメージしやすいように心がけています。

簿記は世の中の動きが読める

-ご自身が簿記を勉強しはじめたきっかけはなんですか。

金融関係の企業に就職しまして、当時の上司から「どの部署であっても簿記の知識は持っていなさい。また、自分のやりたいことがあるならまず1年で1級をとってみなさい。」と言われたのがきっかけです。

最初は簿記の勉強に苦労しましたが、資格予備校の先生に、「簿記は実学だから勉強する過程で日経新聞など社会の動きに触れなさい。気になったものはスクラップしておくと、後から読み返した時に、どれだけ実力がついているか判るよ。」と言われたことが転機になりました。勉強を始めた当初は理解できる記事が少なかったのですが、3級、2級と進むに連れて、専門用語や経済の動きがわかるようになり、自身の成長が実感でき、当初の目標だった1級を1年で取得することができました。

先生の教えがわかりやすく簿記への興味が膨らむと同時に、人に勉強の楽しさを教えることに興味が出てきた時に講師に誘われたので、指導者の世界に飛び込みました。
私の受講生は、簿記から入り、簿記の楽しさに気づいて一気に税理士まで目指す人が多く、向学心に溢れています。そうした方々と接することは面白いですし指導の醍醐味ですね。
当時の経験から、私も学生に「新聞や経済誌を読むようにしなさい。理解できる用語が増えたら成長を実感できるよ。」と指導しています。世の中の動きが見えてくるだけでも簿記を勉強する意義があると思います。

成功体験を次につなげよう

-簿記を学んでいる方にメッセージをお願いします

簿記は長い歴史があり、社会的に認められているものです。近年は、会計分野も専門化が進んだことで、楽に合格できる試験ではなくなっています。しかし、一つのことを成し遂げることにより自信がつくことが1番大きな成果ではないかと思います。

また、資格を持つということは、その分野の実力を他人に証明でき、評価されるものです。勉強している最中は辛く苦しいことも多いと思いますが、自分で考えながら学ぶ楽しさを覚えればどんなに難しいことにも立ち向かう力がつきます。ぜひやり遂げて一つのことを成し遂げる力をつけてほしいと思います。

Profile

prof2富田 茂徳Tomita Shigenori
1973年、神奈川県生まれ。1996年、日本電子専門学校情報システム開発科学部卒業。LEC専任講師として、日商簿記検定及び税理士会系科目の講座を担当する傍ら、税理士法人イータックス世田谷傘下の会計コンサルティング会社(有限会社アキノ会計サポートシステム)において、役員として税理士補助業務及び顧客に対する 会計コンサル業務に現在も従事。