日本商工会議所は、9月26日、東京都内で標記セミナーを開催した。このセミナーは、日商簿記が就職活動に役立つことを知ってもらうため、日商簿記を取得した(または取得を目指している)学生を対象に、日本経済新聞社と共に初めて開催したもので、約100人が参加した。

セミナーでは、(株)リクルートキャリア就職みらい研究所所長・岡崎仁美氏、日本税理士会連合会専務理事・瀬上富雄氏、日商検定推進アドバイザー・鈴鹿大学講師・中小企業診断士 高見啓一氏が講演を実施。岡崎氏は「2017年卒就職活動の総括と2018年卒の展望-今年の就活、先輩はどうなった?私はどうする?大学3年生からの就活準備」と題して、自分を知ること(自己分析)と相手を知ること(企業/業界研究)が納得感の高い就活を実現すると指摘。瀬上氏は、「会計の専門家を目指せー来たれ!税理士業界へ!-」と題して、日商簿記の知識を活かして税理士になることを呼びかけ、仕事は無尽蔵にあると説明した。また、高見氏は、「就活に簿記をどう活かす? 簿記の知識があればカンタン!『日経会社情報』で賢く会社選びと題して、簿記の知識を活用し、興味のある会社について調べる方法を、参加者とやり取りしながら解説した。

参加者からは、「簿記が役に立ち就職後も役に立つことがわかった。簿記を頑張ってきたかいがあった」「日商簿記を取っておくと就活に有利な理由がわかった」「簿記の重要性を理解できた。ぜひ取得したい」「会計の知識は就職活動だけでなく、人生に関わると思った」などの声が寄せられた。

日本商工会議所では、簿記をはじめ検定試験について、学習する意義についての有識者のメッセージや、資格取得者の活躍ぶりなどを、検定試験ホームページで紹介している。

○応援メッセージ(有識者からのメッセージ)
http://www.kentei.ne.jp/interview

○輝く資格取得者(資格取得者の活躍ぶり)
http://www.kentei.ne.jp/shikaku

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