リテールマーケティング(販売士) [第43回1級・平成28年2月17日施行]

大手通信販売会社に勤務している平尾さんは、大人の女性向けファッションの商品企画を担当されています。

会社で販売士の取得を奨励されており、社内でも資格保有者が多かったという平尾さんですが、日頃から商品計画の立案や品ぞろえの決定などの仕事をされていて、販売士の勉強は「実務にも直結する内容」でした。
勉強の際には、テキストを熟読しておおまかな内容をつかみ、難しい部分は参考書やインターネットなどで情報収集をして理解を深め、さらにポイントを絞って語呂合わせや独自の表を作ったりイラストを描いたりして覚えたそうです。「貢献度分析や商圏モデルなどの複雑な計算式を理解するのには苦労しましたが、勉強自体が面白く興味深い内容でしたので、挫折することなく続けられました。また、小売業を取り巻く広い範囲の知識を得ることができ、視野が広がりました」と振り返ってくださいました。

これから受験される方には、「科目が多岐にわたりますが、全体のつながりを意識して実際の経営活動や販売活動を想像しながら学習していくと良いと思います。何より楽しみながら学習することと、『絶対に合格する』という気持ちを持ち続けることが重要です」とアドバイスをいただきました。

今後の抱負については「販売士の学習を通じて、さまざまな会社の『利益を上げる仕組み』がどうなっているのか考えるようになりました。今後は、業務を通じてお客様により良いサービスを提供するとともに、新たな『利益を上げる仕組み』を創造できるようになれればと思います」と語ってくださいました。

【受験地商工会議所:神戸】