日商PC検定1級(文書作成)

日商PC検定1級(データ活用)

山畠 弘展 さん

高橋 克樹 さん

yamahata

―日商PC検定を受験したきっかけを教えてください

山畠さん
日々の仕事での報告・連絡・相談は、口頭で行うこともありますが、内容が複雑であったり、複数の関係者で共有したいときなどには文書で行うことが効率的です。こうした書類を作成する際に、説得力があり理路整然とした文書を迅速に作成することの必要性を感じたこと、また、読み手が見やすいと感じる書類を作成したいと思ったことがきっかけで、日商PC検定を受験しました。

高橋さん
今まで身につけた知識とスキルを活かして難易度の高い資格に挑戦したいと思ったことがきっかけでした。数ある資格の中でも日商PC検定を選んだのは、就職活動で自身のスキルをアピールできる資格は何かと考えた時、Excelの操作スキルだけでなく、実務的なビジネス文書の知識や書類作成スキルも修得できる点に魅力を感じたことが理由です。

―受験してよかったと感じた点や、資格取得を通じて成長したと思われる点を教えてください

山畠さん
yamahata2私は文書作成分野とデータ活用分野のそれぞれ1級に合格していますが、試験勉強を通じて、特に文書作成分野ではビジネス文書の型を、データ活用分野ではデータを用いた報告書や提案書の型について学ぶことができました。また、資格取得によって物事を図解する習慣が身についたほか、常に読み手を意識した文書の作成を心がけるようになりました。さらに、修得した知識のおかげで、業務効率化のアイデアも思い浮かぶようになりました。

高橋さん
試験勉強を行うことで、Excelの操作スキルが向上したことはもちろん、必要なデータを自分で考えて分析し、その結果を文書にまとめる力がとても伸びたと思います。大学では、多い時は毎週10枚程度のレポート課題が出されるのですが、学習を通じて修得したスキル・知識のおかげでレポートの作成速度が上がり、効率的に課題をこなせるようになりました。また、取得した資格は今後の就職活動におけるアピールポイントにもなるため、自信にも繋がっています。

-仕事・学業と試験勉強の両立方法など、学習のポイントを教えてください

山畠さん
実技科目については、テキストを熟読し練習問題に取組むとともに、1級試験の直前対策セミナーに参加して実践練習と学習の仕上げを行いました。また、知識科目については、検定ホームページに掲載されているサンプル問題を参考に出題傾向を分析し、出題が予想される分野を理解し自分の言葉で説明できるように心掛けました。また、仕事と試験勉強を両立させるために、通勤時間を効果的に活用しました。電車内で座ってテキストを広げて集中するために、いつもより早く家を出るなど工夫しながら勉強を進めました。

高橋さん
takahashi2大学の授業やレポート課題等があったため、週末と大学の長期休暇期間に重点的に試験勉強を行いました。レポート課題は原則当日中に完成させるようにして、週末の勉強時間に影響が出ないようにしたほか、講義の入っていない空き時間も利用するなど、計画的に学習を重ねていきました。学習のポイントは、実技科目はサンプル問題等を活用して、データを短時間でまとめることができるよう心掛けました。知識科目については、テキスト等を見て用語の要点を自分なりにまとめ、簡潔に説明できるようになるまで反復練習を行いました。ただし、まとめ方にも気を配り、200字以内に収めることを一つの基準として練習しました。

-これから受験を考えている方へメッセージをお願いします

山畠さん
日商PC検定は単純に操作スキルを問うだけの試験ではありません。WordソフトやExcel
ソフト等のスキルに加え、ビジネス文書に対する知識も活用しながら、最終的に説得力のある文書を作成する試験です。こうしたことから、日商PC検定は試験勉強を通じて、社会人の基礎であり必須と言えるPCスキルとビジネス文書に関する知識を身につけることができます。何か専門的なスキル等を修得しようと思っても、基礎がきちんとできていなければ何事も始まりません。業務に必ず役立つ資格なので、ぜひ学生の皆さんだけでなく、社会人の皆さんにも、楽しみながらじっくり勉強して資格取得を目指してほしいと思います。

高橋さん
日商PC検定1級は、2級に比べて難易度が上がるだけでなく答案作成の自由度も上がります。そのため、問題の指示の意味を自分で考え、データを分析・加工して、文書にまとめる力がより一層要求されます。また、データそのものを分析させる出題形式は、他の検定にはない特色のため、思考力も自ずと高まってきます。学習で大切なのは「反復」です。知識科目も実技科目も、短時間で解答できるようにコツコツと反復練習を積み重ねることが合格への近道だと思います。