今日、本格的なネット社会を迎え、情報通信ネットワークがビジネスインフラとして定着し、企業においてはパソコン等の情報機器およびこれにつながるネットワークの利活用が不可欠になっています。

こうしたなか、企業実務に携わる人材として、パソコンソフト等によるビジネス文書の作成能力や業務データの処理分析・能力、さらにはネットワークを使いこなす事務能力や情報収集・発信能力が必要とされています。

これを受け、日本商工会議所および各地商工会議所では、企業実務においてIT(情報通信技術)を利活用する実践的な知識、スキルの修得に資するとともに、ネット社会に対応した新たなビジネススキルの育成を図るを目的として「日商PC検定試験」を創設し、平成18年4月から実施しております。

本検定試験は、現在、各地商工会議所およびPCスクールや教育機関、職業訓練校など全国約2000の試験会場で受験可能となっており、インターネットを介して試験の施行から採点、合否判定を行うネット試験として施行されます。
また、「日商PC検定試験」は前身となる2つの検定「日本語文書処理技能検定試験」と「ビジネスコンピューティング検定試験」を統合・進化させたものであり、両検定試験あわせて延べ380万人の受験実績と企業からの高い信頼・評価を継承したものとして、今後も企業ニーズに十分応えられる内容となっております。

なお、本検定試験は、主としてビジネス文書の作成、取り扱いを問う「日商PC検定試験(文書作成)」と、主として業務データの活用、取り扱いを問う「日商PC検定試験(データ活用)」と、目的に応じた適切で分かりやすいプレゼン資料を作成できるかを問う「日商PC検定試験(プレゼン資料作成)」の三分野で、それぞれ独立した試験として施行します。

試験科目は、「文書作成」、「データ活用」、「プレゼン資料作成」ともに「実技科目」、「知識科目」の2科目となります(Basic除く)。