日商PC(文書作成) [1級・2023年10月1日施行]
岩手県内のパソコン教室でインストラクターとして、個々に異なるパソコンスキルや知識レベルにあわせて受講生を指導する和田さん。受講生の一人が日商PC検定の受験を目指すことになったのをきっかけに、ビジネス実務に直結する内容に惹かれて自身も勉強を始め、2022年10月にプレゼン資料作成1級、2023年2月にデータ活用1級に合格されました。文書作成に合格すれば1級3分野すべて取得することとなるため、必ず合格すると強い決意で受験に臨み、2023年10月施行の1級試験に最も優秀な成績で合格されました。
受験にあたっては、試験の約3か月前から主に休日を活用して集中的な学習に取り組まれました。知識科目のうち専門分野については、日商PC検定公式テキスト(2級・3級)の内容をキーワード化して覚え簡潔に説明する練習を繰り返し、共通分野については、商工会議所検定ホームページに公開されている「ネット社会のデジタル仕事術」に加え、昨今のIT情勢に関する書籍も読み込み、文章にまとめる工夫を重ねたそうです。実技科目は、公式テキストや日商PC学習倶楽部の模擬問題を反復学習することでスキルを磨かれました。どちらの科目も、相手に伝わりやすい文章で回答することを心掛けたとのことです。
学習計画の遅れによる焦りや、合格イメージが湧かないことにより、メンタル面の調整で苦労したこともあったそうです。それを乗り越え、資格取得を通じて感じた自身の成長は、「諦めず、ひたむきに、自分を信じてやり遂げることが大切だと思えるようになったこと、仲間にしっかり感謝の気持ちを伝えられるようになったこと、受講生へのアドバイスの質が向上したことです」と言う和田さん。
「ワード、エクセル、パワーポイントはいずれも実務で求められる重要なスキルです。今後は、1級3分野取得によって習得した知識・スキルを、受講生への指導に活用していきたいです」と抱負を語ってくださいました。
【受験地商工会議所:盛岡(岩手県)】